日本酒製造工程の通訳
今日は参加している通訳講座のグリンズで、日本酒通訳の講座がありました。日本酒関係の通訳は、ガイドの工程でも発生することが多く、そのため私も多分通訳を10回以上担当しています。
大抵見学後に試飲が付いていることが多く、お客様も喜んでくれるし、私も楽しいのですが、用語が結構特殊なので事前の準備が結構大変です。時間が取れる時は、必ず下見に行くようにしています。
今回講師として講座を開いて下さったのは、以前からガイドの仕事でも時々ご一緒している高木美枝さん。2018年の春に一度酒蔵見学に入って以来、全くやっていなかったので、用語等忘れてしまっていた所も多かったのですが、今回復習できてよかったです。
これまで通訳で入った酒蔵は、岩手5ヶ所、宮城1ヶ所、秋田1ヶ所、北海道1ヶ所です。特に岩手では複数回通訳担当しているところがあるので、今思い返してみると、結構数はこなしています。
回数を自慢したいというわけではなく、それだけ需要が多いということで、特にクルーズ船のエクスカーションの一環として、または地方自治体が招いた海外のバイヤーさんの訪問時などによく入りました。
バイヤーさんの訪問時の時は話の専門性が深くなり、内容が難しくなることがありますが、海外のバイヤーさんは日本酒についてかなり勉強していて、こちらの通訳が拙い場合でも理解してくれる事が多かったです。でも油断は禁物で、やはり事前に突っ込んだ勉強をしていった方が、いい結果が出ます。
バイヤーさんの中には、ワインのソムリエの資格がある方、チーズなど他の発酵食品や、日本食にかなりの知識がある方もいました。こういう仕事が来た時は、バイヤーさんのバックグラウンドも確認しておいた方がいいと思います。
今日は一般的な酒蔵見学工程の通訳演習もあり、為になりました。もう一回テイスティング部分の通訳講座もあるので、そちらも参加したいと思います。
酒蔵で通訳する前は、日本酒は苦手でした。でも、海外の方々と一緒に試飲してから、とても美味しいんだということがよくわかりました。残念ながらお酒は弱いので、少ししか飲めませんが、美味しいものは万国共通だと思いました。
*この記事を書いた時点で見つけられず張り付けなかったのですが、以前まとめた用語集をアップしている記事がみつかったので、はりつけます。ガイドや通訳のお仕事によかったらお役立て下さい。時々スペルミスその他間違いがあるかもしれませんので、その際にはご自分でチェックしていただければと思います。