通訳・翻訳・ガイドのサバイバルー研修を主催するー
前回からしばらく経ってしまいました。早めに書けずすみません。
こういう時期に自分にも同業者にも喜んでいただけて収入が得られる事例としては、自分の得意な分野や、語学を仕事にしたい方々のための研修を主催する、という方法があります。
対面で実際に集まって行うのが難しい場合には、Zoomなどの遠隔会議プラットフォームを使って実施します。
私も、コロナ前ですが、Zoomと実地の研修を主催したことがあります。ブログの過去記事にも掲載されていますので、よかったらご覧ください。
1つは地方在住者が仕事拡大のためにできることについて、自分の経験をシェアするZoomウェビナーでした。
15〜6名の方にご参加いただき、自分が普通の仕事も少ない地方で、通訳やガイドとして何とかやってきた方法についてお話ししました。
幸い、参加者の方々からの感想は、概ね好評でした。
もう1つは、今まで酒蔵の通訳経験が多かったので、地元の酒蔵でネイティブの英語講師にも参加していただいて、酒蔵通訳研修を実施しました。
こちらも東北で活躍中の通訳者、ガイドの方々5名に参加していただき、試飲とネイティブ講師からの英語面での改善点の指摘も交えた研修を行いました。
「楽しかった」「ネイティブからの指摘が役立った」「実践で経験できてよかった」等の感想をいただけて、私もホッとしました。
ベテランガイドさんの中には、ガイドのグループを作って、ガイドに講師になってもらって毎月多くの研修を実施している方もいます。
大きなグループなので、研修費は安く、しかも研修を行うガイドの方も、主催者やサポートの方も、十分な謝礼が得られているようです。
参加者はSNSやブログ、またはもし参加している同業者のグループがあれば、そこで告知して集めます。
料金をあまり高くしないことが参加していただけるコツの1つです。
私が主催した時には、謝礼は仕事拡大の方は2000円、酒蔵通訳研修の方は、ネイティブへの謝礼があったので、6000円に設定しました。
人数が集まると、1人あたりの金額を安く設定できます。今主流のZoom研修にすれば、多くの方に参加していただけるので、人が集められる見込みがあれば、500〜1000円でも十分採算が取れると思います。
ガイドの場合は特に、Zoomの研修だと、交通費なしで全国の著名な観光地の研修に参加できるので、参加者に取ってもメリットは大きいと思います。
また、当日参加できない方々には、動画を後で見る形にする事もでき、実施のみの場合より多くの方々に参加していただけます。
地元に詳しい観光地があったり、得意分野がある方は、研修を企画してみるのも、同業者や志望者に喜んでもらえて自分も収入が得られる機会になります。
ぜひ挑戦してみて下さい。