素材翻訳
以前東京にいた頃、あるエージェントから一度頼まれたのをきっかけに、素材翻訳の仕事をよく受けるようになりました。素材翻訳とは、テレビ番組に使うための海外の番組、取材テープ、参考資料などを翻訳する仕事です。その会社でやった仕事が楽しかったので、他にも取引先を探して、よく仕事をするようになりました。
ほとんどが音声を聞いて訳す仕事ですが、文字の翻訳も結構あります。内容も海外の犯罪者の特集番組や衝撃映像、スポーツ選手のインタビュー、古代エジプトに関する話など、様々です。ほとんど英日ですが、ごくたまに日英もあります。
以前は、映像をインターネットで送ることができなかったので(一般的ではなかった?)、仕事が入ると、女性の社長さんがビデオテープを持って、私のアパートの近くまで急いでタクシーで届けにきて下さいました。それで、東京を離れてからこの仕事が出来なくなったのですが、数年前2015年ごろに別の番組制作会社から頼まれたことをきっかけに、映像をインターネットで送ってくれる会社を見つけて、2017年ごろからまた素材翻訳ができるようになりました。好きな仕事だったので、また自宅でできるようになってよかったです。
以前カセツウのメルマガにもありましたが、リスニング力が高い通訳者を目指してる方、実際に通訳の仕事をしてる人にお勧めの仕事です。私は以前の実績があったし、一応通訳者としても仕事してるのでトライアルなしで仕事もらえましたが、トライアルがある会社もあると思います。ある程度通訳の仕事で実績があり、時期的に忙しかったりすると、トライアルなしでもすぐに仕事がもらえる可能性もあります。会社によって、テレビ局や制作会社に出向いて行う仕事しか扱ってないところもあるようです。やってみたい方は、エージェントを見つけるにはGoogleで検索したり、アルクやイカロス出版の通訳翻訳系の本に、エージェントが掲載されていると思います。