Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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育成する機関のない所に実力がある人材は育たない、ことに気づいた。

タイトルは、今日ふと思いついたことです。岩手県には、TOEIC高得点者(800点以後半以上)、英検1級保持者など、英語の試験で最高位の資格を持っている人たちがとても少ない。それは結局、それを目指して人材育成する学校とか機関がないから、ということが頭に浮かびました。

 

「そんなの当たり前の事じゃないか」と思う方もいると思います。また、「結局仕事がないから育てても仕方ない。だから人材がいない」という「どっちが先か?」という話しになるのかもしれません。けれど語学の仕事は岩手県やその周辺の東北地方で皆無というわけではないし、人がいない場合には、首都圏や東北で比較的語学人材が豊富な仙台などから調達することになります。

 

岩手県は今では比較的通訳ガイドの数は多いのですが、それは平泉の世界遺産への登録を見越して、県で資金を出して養成講座を開催し、通訳案内士に合格できる人材を育て、地域限定通訳案内士制度を作って、県内を案内できる人を育てたからです。登録後、県の方では通訳案内士の人材育成や就業機会の増加の取り組みなどからはぱったり手を引いてしまって、自分たちでやらざるを得なくなったという問題はあります。しかし、それによって一部ですが、自分で少しは語学で食べていけるレベルに近づくことができた人たちが出てきました。

 

考えてみれば、私も英検準1級とTOEIC700点代後半までは自力でやりましたが、それ以降は通訳学校の通訳の1つ下のコースに通いました。自分の努力だけでそこまで上げるのは結構大変だし時間もかかります。私も高校の頃留学したし、もともと英語の成績がよかったので、その過去の遺産で700点代後半まではそれほど労力をかけずにも上がれましたが、それ以降は結構大変でした。それも通訳学校に通うことにした理由の一つです。また、実力を上げるには一人より切磋宅間できる仲間がいた方がいい結果が出ることが多いと思います。

 

そういう教育機関が岩手にはなかったので、高度な英語力がある人材も極端に少なかったと思われます。英語だけではなく、小中高生の塾や学校なども同様です。私が小中の頃には塾は岩手にはほとんどなかったし、子供向けの英語教室もほとんどありませんでした。最近は大手の塾があるので、東京や首都圏の中高一貫校とか、東京の市立名門校に合格する子供も出てきました。また、最近私立高校で、東大や医学部受験を目指すことを目標に中学校を設立したところもあります。やはり、こういう教育機関がなければ、それなりに実力がある人材を輩出することは難しいと思います。

 

そういう人材が集まっていると仕事も来るようになる可能性もあるし、仮にあまり来なかったとしても、実力があれば自分の方から仕事があるところに出ていくことができるでしょう。私もどこまでできるかわかりませんが、本業の傍ら、岩手県でもそういう人材を育成するところのお手伝いをしていけたら、という風にも思っています。

 

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