Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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毛越寺「曲水の宴」にて、ボランティアガイドデーに参加…しかし外国人0名

5月27日、岩手ひらいずみ通訳ガイドの会で毎年行っている、毛越寺「曲水の宴」のボランティア・ガイドデーに参加しました。今年は英語と中国語のガイドのみの参加となり、ガイドの人数も計4名でした。そのほかに、部分的に顔を出していただいたのが1名(英語)、当日「曲水の宴」で、仕事としてのガイドが入っていたのが1名(英語)でした。

 

今までも表明してきた通り、無償または格安のボランティア通訳・ガイドには基本的に反対の立場ですが、この日のみ、会の設立当初から会の活動の周知、通訳ガイドの練習、地域への貢献の目的で無料でガイドを行っております。FITの旅行者のみ対象としています。今まで毎年、10年近くこの行事を行ってきましたが、年によって外国人が多い年とまったく来ない年、あとは天候に恵まれない年がありました。私も毎年参加してきたわけではありませんが、私が参加した年にも、当たりはずれがあったと思います。前回は「あたり」で、1組案内したように思いました。年によっては2組案内したこともありましたが、今年は日本人の人出も以前に比べて少ないような感じで、外国人は仕事で写真を撮っていた人、日本人の彼女らしき人と来ていた人を除いて0でした。中国語も聞こえてこなかったので、おそらく旅行者は中尊寺の方行っているだろう、と中国語ガイドさんが話していました。

 

結局、ガイド仲間で情報交換したり、約50年通訳ガイド試験に挑戦し続けて、5年前72歳で合格した会長の身の上話を聞いたりして、曲水の宴を見学して家にかえりました。いつもあまり話ができない人たちと話ができたし、毛越寺に久しぶりに来て、曲水の宴も2,3年ぶりに見学できたので、まあよかったと思います。結構楽しかったです。

 

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毛越寺の山門。まだ時間のかなり前で人もそれほど来てません。

 

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芭蕉の有名な句「夏草や 兵どもが 夢のあと」の句碑。訳は岩手の偉人、新渡戸稲造博士だそうです。The summer grass 'Tis all that's left Ancient warriors' dream新渡戸稲造訳になります。やはり訳者によって、翻訳が若干違います。

 

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 曲水の宴の様子です。平安時代の貴族の歌あそびを再現したものだそうです。この鑓水は、1970年代の発掘調査で発見されました。このように全ての遺構が残されているものは、全国的にも大変珍しいそうです。

 

毛越寺は、緑や季節の花が豊かでいつ来ても落ち着く場所です。建物が焼けてしまったのが本当に残念なのですが、それでも、12世紀からそのままの形で残されている庭園を見るだけでも価値があると思います。気のせいかもしれませんが、平泉に行く回数が多いと、体の調子が良くなるように思います。歩くから、というのもあると思いますが、藤原氏が10-12世紀に藤原氏が築いた都が滅びた後でもなお、人々に恩恵を与えているところに感銘を受けます。藤原清衡は、尊敬する歴史上の人物のうちの一人です。

 

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