Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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経験の少ない、新人レベルの通訳・通訳ガイドができる仕事

昨日、観光関連の商談通訳の仕事をしました。過去に何度もやったことがある仕事なので、楽な気持ちで楽しく仕事ができました。東北地方では、通訳の仕事自体少ない上に、通訳者の数も少ないので、中堅クラスの通訳やガイドでもこのような仕事もすることが多いのですが、首都圏の方だと、主に新人の方に回ってくる仕事ではないかと思います。新人の通訳や通訳ガイドが担当することが多い仕事について書きます。

 

・見本市などのブース付き商談通訳

食品や車などの見本市で、企業などのブースについて、商談や見学者があった時などに、通訳を行う仕事です。事前に担当する企業や商品などの知識を入れておくようにした方が、うまくいくと思います。観光関連の場合には、海外の会社のテーブルを、その地方のホテルや観光地、自治体などの担当者が回って説明やプレゼンをするような形式が多いと思います。観光でよく使われる用語(FIT、MICEなど)、スキーが売りの地域だったら、樹氷(snow monster or ice monsterと呼ばれることが多い)、ツリーランなど海外の人が好むものの言い方を覚えておくようにします。

 

・スポーツ大会の通訳

最近はボランティアを多く使う傾向になってきたようですが、それでも、様々な場面で通訳は必要になると思います。入門レベルから、超ベテランの実力者しかできない仕事まで色々な仕事があります。競技会場やゲート付き、プレスセンター付き、本部付のアドミ通訳などは、比較的経験の浅い通訳さんでもできる仕事ではないかと思います。また、翻訳も発生することが多いので、翻訳者も必要とされます。大会にもよると思いますが、選手団付きの通訳も、新人レベルの人に回ってくる傾向がある仕事だと思います。

 

・送迎アテンド

主に首都圏の方で、新人のガイドや通訳が担当する仕事になると思います。地方にはあまりないかもしれません。空港や駅などに来日した方々を出迎えて、ピックアップして連れてくるだけ、という仕事があります。逆に空港や駅まで送り届けるだけ、という仕事もあります。来日する人がVIPとか、グループの人数が多く、来日時間がバラバラで一人では対応不可能という場合などに発生すると思われます。ただ連れてくるだけですが、空港の内部や、目的地までの経路などをきちんと把握している必要があるので、簡単そうだからと、手を抜かない方がいいようです。岩手や北海道など、特定の国からの来日者が多い(中国・台湾など)空港の場合には、その言語を話せる通訳案内士に、空港に待機して言語のサポートをする、という仕事が回ってくることがあります。

 

・国際会議受付・サポート

これは、地方ではボランティアの方々が行っていることが多い仕事ですが、首都圏では、賃金の発生する仕事になっていることが多いと思います。国際会議の数が多いからです。会議の受付で、会議に来た方の国や氏名などをチェックして、パンフレットその他書類などが入ったバッグ、ネームタグなどを渡す仕事で、その他の問い合わせなどにも答えたりします。観光案内ブースがある場合には、そちらに通訳案内士免許のある人が配置されることが多いと思います。

 

通訳志望の方、勉強中の方は、機会があったらトライしてみてください。