Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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子供の能力を伸ばすために心に留めておきたい事

私の地元では、中学受験がある学校は少ないので、小学校から塾に通っている子は、東京など首都圏と違い少数派です。うちの子供も、自分から受験したいと言い出さなければ、通わせなかったと思います。小学校の中学年、低学年から通っている子は、お家がかなり勉強に熱心なことが多いようです。

 

この前、中学受験をした子供で、受験の時に全く実力を発揮できず、面接でも一言も発せられなかった子供もいたということを聞きました。また、親が勉強その他に先走りすぎて不登校になってしまったりしてる子供もいる、ということもあちこちの中学で最近よくあるようです。また、妹と同じ小学校で、親が習い事に熱心になり過ぎて、子供が自殺したいと言い出した、という話もありました。

 

「親が子供にプレッシャーかけ過ぎたり、無理強いしたり、厳しすぎたりしたのでは?」と思う方もいると思います。確かにそれも大きな原因の1つだと思います。でも、親がスパルタでも(程度があるとは思いますが)、文句を言いながらもついてきて、大きな成果をあげられる子供もいます。

 

バイオリンの五嶋みどりさんのお母様は、かなり厳しく指導したそうですし、歌舞伎の家系でも、子供のうちからかなり厳しく指導しているようです。歌舞伎などの伝統芸能では、はっきり言って本人の意思や適性などは無視の世襲性です。

 

逆に、うちの子供は結構ほったらかしです。ほったらかしというか、指導をしてあげたかったけど、仕事で家に長期間いないことが多く、したくても出来なかった、という感じです。それでも、勉強は比較的やってるようだし、今は私が困るほど塾に行って勉強したいと言います。なぜか通ってる塾が大好きで、通常のコース以外の講座も必ず行くといいます。全部行かせてあげられず、残念です。

 

今までいつも、スパルタやちょっと無理じいしてもついてこられる子供、ある程度ほっといてもちゃんとやる子と、そうでは無くなってしまった子供の違いは何だろうと、不思議に思って考え続けていました。

 

この前ふと思いついたのが、結局大きいのは「子供の適性をちゃんと見ているかどうか」ではないだろうか、と言うことです。厳しくても付いてこれる子供は、やはりその分野に適性があるのではないでしょうか。また親も出来ると信じているから、それが伝わるのかも知れないと思いました。その際厳しくしてもいいが、子供をよく見て色々修正するなり、向いてないようだったら別のことをさせる等の配慮が必要かも知れない、と思います。

 

私も自分の子供の適性を見ないで残念だったな、と思うのは音楽をやらせていたのですが、ピアノではなく、歌にすればよかった、ということでした。ピアノは全く練習せず、はっきり言ってヘタクソで、私が小学生の頃もピアノは直前しか練習ませんでしたが、それより練習してませんでした。ある程度厳しくしてみたりもしたのですが、それでもダメでした。でも、歌はよく歌っていたし、学校でも小学生の頃から上手いと言われていました。これを私の方で才能と認識できなかったのだな、と今になって思いました。ピアノは一応音符は少し読めるようになったので、やらないよりはよかったかも知れません。習い事の失敗例だと思います。

 

また、親自身が仕事でも何でもいいから何か一所懸命にやってるかどうか、ということもあるかなと最近思いました。以前英語の生徒さんだった方に子供が中学生になって勉強するか心配、というような話をしたら、「お母さんが、勉強してるので大丈夫ですよ。」と言われたことがありました。その時は、それでもやらない子もいるし…と思ってしまいましたが、最近周りを見て確かにそうかも、と思いました。勉強じゃなくても、仕事や趣味や、スポーツでも親が熱心に取り組んでいるものがあると、分野は違っても子供もそうする傾向が高くなると思いました。

 

子供の能力を伸ばしたいと思ったら、

・子供をよく見て適性を見極める

・親も何かに懸命に取り組む

この2つが大事ではないかと思いました。2つ同時にやることが肝要かと思います。