Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

日々の仕事や自分の英語学習について、英語学習経験に基づく英語力向上・資格取得お役立ち情報

何のために習い事をするのか?

今日英検2次の2回めの試験日でしたが、うちの中学生の子供も英検3級を受験しました。本人に聞いた感じでは大丈夫だったのでは?という感じです。同じ中学の3年生では2級の2次試験を受験した子もいたようです。

 

うちの子供は、2歳から英語教室に通っていました。あと、音楽教室とお習字にも通っていました。全部小学校6年生まで通って、中学に入ると同時に辞めました。英語はまあ真面目に通っていたので、すごくできるというほどではないものの、中2で3級合格レベルに届くくらいにはなれました。また、お習字は児童館で習っていたのですが、これは本人も割と好きだったこともあり、ちょっとうまいくらいのレベルまでは行けましたが、音楽教室の方については、本人があまりやる気がなくて正直いって私が6年生だった頃よりも、はるかに低いレベルまでしか行けませんでした。これについては、祖父母の反対がありそれが大きく影響したように思います。最初は好きでうまくやっていたので、練習をほとんどやってくれなかったのは、残念でした。

 

サッカーなどのスポーツをやっているお子さんの中には、ひそかにプロを目指している子もいると思うし、やはり自分で選んだ習い事については、大変な部分があっても、楽しんで通っているのではないかと思います。でも、みんながみんなプロになれるわけでもないし、上手になれるわけでもありません。では、子供が習い事をする意義は何でしょうか

 

私はやはり、習い事をするのは、自分が取り組むものに対する態度を養うのが大きな目的の1つかな、と思います。何かの技能を向上させるためには、地道な練習が必要で、しかもそれをできるだけ毎日継続する必要もあります。同じ単純な練習を繰り返すことで基礎力が身に付き(スポーツでいうと走り込みなど)、高度な技能を習得する際の基礎になります。地道な練習を繰り返して技術が向上すると、自分もうれしくてもっとやる気が出てきます。また、何か一つの方法でうまくいかなくても別の方法を試すことでうまくいくことを発見したり、物事の先を読んでプレーしたり、多少うまくいかなくてもある程度継続していたら、別のポジションやほかの技能でうまくできることを発見するなどのことが起こってきます。

 

これらは、子供がその後の人生を送る際に、態度の基礎を作るものになるのではないかと思います。1つのことで何かこういうことを経験すると、他の事でも同じような態度で臨めます。たとえば、受験勉強や英語の勉強などでも、あきらめずに継続する態度や、別の方向から試してみるなどのことができるようになるのでは?と思います。

 

うちの子供は、私や祖父母が選んだ習い事についてはあまりぱっとしませんでしたが、自分から受けたいと言って受験した、中学入試の勉強については、とてもよく頑張りました。受験まで2か月半しかないところで塾に通い始めたので、私はあまり期待してなかったのですが、本人が塾の講習会で出られるものは全て出席して、予習復習なども毎日頑張ったこともあり、合格することができました。習い事とはちょっと違いますが、この受験を通じて、あきらめずに頑張る態度などは身に付いたのではないか?と思います。合格したこともよかったのですが、それよりもこういう態度が身についたことの方が私としてはよかったと思っています。

 

通訳の先生や語学をある程度のレベルまで身に着けたという人には、ピアノがかなりのレベルで弾ける、プロを目指して練習していたという人が結構多いようです。音楽と語学は同じ「音」が基本なのでどこか似たところがあるのと、どちらも地道な訓練が必要ということで、物事に取り組む態度が似ているところがあるのかもしれません。私もピアノを習っていましたが、一般的にみんながよく辞めるレベルでやめてしまったのですが、日舞の方は高校入試の時は1か月前まで、大学入試の時は9月まで継続したし、名取も小学校6年生の時に取れました。はっきり行って才能はゼロだったのですが、ただ面白くて続けていったら、男役が楽しいことをわかってそれから先生にも一目置かれるようになった、という感じです。

 

一時期私も、子供に習い事をさせて何になるのか?と思ったこともありましたが、子供が大きくなるにつれ、また自分の過去を振り返ってみて、有名な選手になれなくても大きな意義がある、ということに気が付きました。もし、様々な事情から何も習い事をしなかったという方は、何か自分が過去で懸命に取り組んだことを思い出してみてください。何かに夢中になったり、頑張ってやれたことがあれば、他の事も同じようにできると思います。

 

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学習法に関する講義に参加しました。

出張でホテル滞在中ですが、今日の午前中は学習法に関する講義に、子供と一緒に参加しました。正直、仕事もあるのでめんどくさいし、時間があれば仕事の勉強したいのに、と思ったのですが、とても役に立つ面白い内容でした。私の仕事にも役立つ情報ばかりで、参加して良かったです!今回は、無理矢理誘ってくれた子供に感謝ですね。

 

明日と来週仕事が入っているので、今日はあまり多く書かず後で詳しく紹介したいと思います。印象に残ったのは、4才くらいの子供は平均で2項目くらいしか物事を覚えていられない、ということでした。だから、親が色々な事を指示してもあまり一気に伝えるとすぐ忘れてしまう、という事でした。幼稚園の大きい組みとか小学校低学年とかでは、例えば先生が「校庭に行ってゴミ拾いして、ゴミを袋に入れたら、裏のゴミ置場に行って袋を置いてきて、背の順に整列して待ってなさい。」みたいな指示は、ほとんどの子にとってはムリ、という事のようです。時々記憶力のいい子が何人かいて、そういう子に引きづられてできることはあるけど、個人だと覚えてられない子供の方が多い、という事でした。4つとか5つとか覚えていられるようになるのは、15才頃ということです。

 

これを聞いて、うちの子供が小学校の頃先生の言うことを忘れてしまったのは、ぼんやりしてたのではなく、そもそも頭の容量がもう一杯一杯になってしまっていて、入る余地が無かったのかも、と子供を責めるんじゃなかったと反省しました。また、前回ちょっと休み明けテストの成績が悪かったのは、いっぱい宿題とか絵とかやる事が多すぎて、テストの内容を覚えていられなかったのと、寝不足のせいだった、という事もわかりました。😅 宿題はやっぱり、ためない方がいいですね。

 

あと、一夜漬けは効果はあるが、一夜で覚えたことはすぐ忘れるということです。英検の試験対策を一夜漬けでやろうと思ってる方々は、一応効果はあるようなのでやった方がいいと思いますが、後で復習も忘れないようにした方がいいと思います。

 

 

 

成果を焦らない

SNSでも最近よく英語に関する広告を目にします。「1か月でペラペラ」「3ヵ月でネイティブ並みに!」など、ダイエットと同じようにすぐに成果が出るかのような広告を目にしますが、なかなかそういう訳にはいかないのが実情です。「楽して早く成果を出す」という訳にはいかないのが英語と言えます。

 

中には、1か月~3ヵ月で成果を出せた、と言う人もいると思います。しかし、よく話を聞いてみると、収入を得るために働く必要がない方だったり、英語のコーチングに数十万円払ったりした人だったりと、やはり短期間で成果を上げるなりの理由があるようです。それだけかける時間とお金のある人が成果を出しているようです。働きながら、または別の勉強をしながらとなると、なかなか短期間で目覚ましい効果というわけにはいかないと思います。

 

私も短期間で効果が出たのは、他には英語の通信講座の添削のアルバイト以外せずに、週3回午後に通訳学校の通訳翻訳集中コースに通っていた時でした。かなりぎりぎり勉強したので、TOEICも一年で100点上がったし、英検1級の一次にも合格しました。働きながらではこれほど集中して勉強することはできなかったと思います。また、それ以前も半年でTOEICの点数が50点上がったことがありましたが、これについては、もともとそのくらいの実力があったのかもしれない、とも思います。何でも、TOEICの点数はコンディションなどによって+-50点前後の差が出ることがあるのだそうです。何かの本で読みました。初めて受けたりすると、試験慣れしていないので実力以下の成績になることもあり、それで次に受ける時に大幅に上がったりすることがある、ということでした。

 

これも確か通訳翻訳ジャーナルかEnglishジャーナルで読んだのですが、語学は1年か1年半くらい成果がでない時期があって、それからグーっと伸びる時期がしばらく続き、その後また1~1年半くらいのスランプ、という状況を繰り返して伸びるのだそうです。なので、1-2か月やって成果がでないからと言って「もう才能ないからやーめた」となるのは早計です。じっくり続けて行くと、それに伴って成果が出てくるはずです。何事もそうですが、早く成果を出そうと焦らず、じっくり続けていくことで成果を出すことを考えましょう。

 

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もうすぐ英検2次!準備できてますか?

このところ少々忙しく、しばらくブログをご無沙汰してしまいました。すると、あっという間に英検の季節です。1次試験は終わって、4日、11日は二次試験。対策はできていますか?「最後の悪あがき」でもいいので、少しでも準備をしたのとしないのでは、大きな差があると思います。まだ何もやっていないという方は、英検の各級の教本で、二次試験の項目を読むところからはじめてみましょう。「試験のコツ」が記載されています。

 

次に、英検のウェブサイトで各級の「バーチャル二次試験」を見てみましょう。ここで手順を一度予習したかそうでないかだけでも、だいぶ違うはずです。自由会話がない級は、自分の答えの分部以外のところ(挨拶、級の確認等)は、だいたいこの会話通りに進めれば大丈夫です。

 

各級の2次試験のコツに関する記事をこのブログに記載していますので、参考にしてみてください。

 

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 今日はTOEICを受けた方もいるかもしれませんね。資格試験の合格を目標に勉強を進めるのはいいことだと思いますが、英語の勉強が試験の過去問や関連の問題ばかりにならないようにした方が、合格への近道だと思います。普段から、自分の受験級の問題よりもややむずかしめな問題(特に読解)にも、チャレンジするようにした方がいいと思います。

 

今回私の娘も3級の二次試験を受験予定ですが、私は子供には、大学受験前までに準1級を目標にすればいいと話しています。準1級合格できる実力があれば、だいたいどこの大学の入試問題でも対応できると思います。TOEICだと、700点くらいでしょうか。中学校で準2級まで、高校で2級と準1級を目指せばいいのではないかと思います。もちろん、帰国子女やイマ―ジョン教育、英語圏のハーフのお子さんなどは、1級を目指して頑張ってもいいのではないかと思います。英語教室に通った程度とか、学校や塾で学んだ程度と言う方は、高校で準1級目標でいいのでは?と思います。うちも高校生で準1級に合格してくれればいいなとは思っていますが、本人のやる気次第かなとも思います。

結構よくある!英語の中のラテン語の語彙

今日ツイッターで、教えていただいている通訳の先生が、ラテン語の語彙についてツイートしているのを見ました。それをヒントに、私も今まで見かけたラテン語の語彙について書いてみようと思います。

 

ラテン語の語彙は、ニュースや新聞、契約書の中などにも割とよく登場します。もしかすると、ご存じの者もあるかもしれません。最近見かけた、またはよく英語の中に登場するラテン語の語彙を集めてみました。

 

・de facto ・・・事実上の

 これはよく耳にする・目にするのではないでしょうか。よく登場する表現に、de facto standard (事実上の業界標準) があります。

・faits accomplis ・・・既成事実

 「既成事実を積み重ねる」という表現だと、accumulate faits accomplis となります。

・bona fide ・・・本物の、正真正銘の、真実の

    例:bona fide information 真実の情報

・memorandum ・・・覚書、メモ、基本合意書

 法律分野でよく出てきます。

・in lieu of ・・・~の代わりに

 これも法律文書などで使うことが多い言葉です。

vice versa・・・逆もまた真なり、逆もまたおなじ

  普通の会話でもよく出てくるので、覚えて置いた方がいい言葉です。

・per annum・・・一年につき

 per capita (一人当たり)もラテン語だそうです。

status quo・・・現状、体制

 The status quo in Japan 日本の現状 

・modus operandi(M.O.)・・・仕事のやり方、手法

  犯罪の手口という意味でつかわれることも多いようです。

・affidavit・・・宣誓供述書

 ラテン語だとは知りませんでした。結構ニュースなどで出てきます。

・per se・・・本質的に、それ自体。本来、自ら

  language per se 言語それ自体などと使うようです。これも結構耳にします。

 

だいたいこんなところでしょうか。思い出したものや、以前使ってメモしたものなどを基に思い出してみました。また、こちらのブログも参考にしました。中には、法律など特殊な分野で多く使われる言葉もありますが、de facto, status quo, vice versa などは本当によく使うので、覚えておいた方がいい言葉です。

 

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ZOZOTOWN社長の日本外国特派員協会での記者会見動画

日本外国特派員協会で、ZOZOタウンの前澤友作社長がDear Moon プロジェクトについて会見を開いた際の動画がありました。通訳者が英語で通訳していますが、前澤社長も一部英語を話しています。


Yusaku Maezawa: "SpaceX BFR's First Private Moon Passenger"

 

会見を見て思ったのが、受け答えが上手いということでした。慎重に言葉を選んで、記者の質問にとてもうまく答えているな、と思いました。難しい質問にも、決して過激にならず、かといって消極的な感じではなく、とてもよくまとまった答えを出している感じでした。前澤社長は、月に行くロケットに世界各国から色々な分野のアーティストを選んで登場してもらい、月を見た時の気持ちをアートで表現するということを計画しているそうです。

 

ファッションの分野で活躍する人は、やはりアートが好きだったり、理解がある人が多いなと思いました。私が若い頃はやったパーソンズの社長(松居一代さんの最初の夫でした。そういえば。)もそうだったな、と思い出しました。ちなみにこの日着ていたのはZOZOスーツで寸法を測って作った服だそうです。

 

英語は、イーロン・マスクなど世界の経営者と親交があるためか、結構話せるようでした。もちろん込み入った話は通訳者が訳していましたが、自分で答えているところも多かったです。記者の質問も経営などの難しい話ではなく、「月に行くと聞いた時のお子さんの反応は?」など、普通の話が多いので英語訳も聞きやすいと思います。「楽しい会見にしたい」、と最初の方で話していましたが、そういう会見になっていると思いました。

 

 

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最近知った英語検定ー英語発音検定ー

英語発音検定という検定があるようです。この検定の存在はつい最近までしりませんでした。以前この検定を受けた方がプロフィールに点数を書いているのをみたことがあったのですが、あまり気に留めませんでした。今回他の語学関係の仕事をしている方の投稿の中でこの資格を知って、あらためて情報を検索してみました。協会のウェブサイトは以下になります。

 

一般社団法人 国際英語発音協会 | 一般社団法人

 

検定はオンラインでも随時受験可能なようで、受験料も一般審査の場合は4860円と手ごろなようです。まだあまり一般的ではないと思いますが、発音は自分の得意とするところでもあるので、一度受験してみようと思っています。また、発音の指導者になるための講座もあるようで、こちらの方も興味があります。

 

私の場合、発音は歌で身に着けましたアメリカの高校にいた頃、合唱のクラスを取っていて、歌詞の発音を回りにいるクラスメートの真似をしながら歌っていたら、発音記号と発音の仕方が頭の中で一致するようになりました。また、日本人留学生でデュエットの発表会にでる機会があったのですが、その際に先生やクラスメートから発音を直してもらいました。これも、発音のコツを押さえるのにかなり役立ちました。日本に帰ってきてからは、洋楽が好きだったので合わせて歌うことと、リスニング・シャドーイングで発音をキープしていました。

 

歌で英語の発音を妹に教えたところ、妹は中学・高校で「英語の発音がとてもいい人」として知られる存在になりました。妹が卒業した大学は入試でディクテーションがあったので、受験にも役立ったかな?と思いました。

 

ただ、このように「自己流」で身に着けたので、重要なポイントは指導することができますが、体系的に教える方法は知りませんでした。シャドーイングが発音の改善に役立つと思うので(私も続けてやっています)勧めていますが、それだけだとコツがわかりにくく、身に着けるのが時間がかかるかもしれないと思っていました。そういうところでこのウェブサイトを見つけたので、指導法を勉強する際の参考にしようと思っています。

 

「発音は関係ない」という主義の方もいますが、あまり分かりにくいとコミュニケーションに支障をきたすし、発音がいいということは「耳がいい=リスニング力が高い」ということにも通じると思います。「発音いいとかっこいい」というよりも、「理解してもらいやすい」という点で有利かなとも思います。ネイティブ並み、とまではいかなくても、ある程度のレベルの発音とリズムは身に着けておきたいものです。