Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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成果を焦らない

SNSでも最近よく英語に関する広告を目にします。「1か月でペラペラ」「3ヵ月でネイティブ並みに!」など、ダイエットと同じようにすぐに成果が出るかのような広告を目にしますが、なかなかそういう訳にはいかないのが実情です。「楽して早く成果を出す」という訳にはいかないのが英語と言えます。

 

中には、1か月~3ヵ月で成果を出せた、と言う人もいると思います。しかし、よく話を聞いてみると、収入を得るために働く必要がない方だったり、英語のコーチングに数十万円払ったりした人だったりと、やはり短期間で成果を上げるなりの理由があるようです。それだけかける時間とお金のある人が成果を出しているようです。働きながら、または別の勉強をしながらとなると、なかなか短期間で目覚ましい効果というわけにはいかないと思います。

 

私も短期間で効果が出たのは、他には英語の通信講座の添削のアルバイト以外せずに、週3回午後に通訳学校の通訳翻訳集中コースに通っていた時でした。かなりぎりぎり勉強したので、TOEICも一年で100点上がったし、英検1級の一次にも合格しました。働きながらではこれほど集中して勉強することはできなかったと思います。また、それ以前も半年でTOEICの点数が50点上がったことがありましたが、これについては、もともとそのくらいの実力があったのかもしれない、とも思います。何でも、TOEICの点数はコンディションなどによって+-50点前後の差が出ることがあるのだそうです。何かの本で読みました。初めて受けたりすると、試験慣れしていないので実力以下の成績になることもあり、それで次に受ける時に大幅に上がったりすることがある、ということでした。

 

これも確か通訳翻訳ジャーナルかEnglishジャーナルで読んだのですが、語学は1年か1年半くらい成果がでない時期があって、それからグーっと伸びる時期がしばらく続き、その後また1~1年半くらいのスランプ、という状況を繰り返して伸びるのだそうです。なので、1-2か月やって成果がでないからと言って「もう才能ないからやーめた」となるのは早計です。じっくり続けて行くと、それに伴って成果が出てくるはずです。何事もそうですが、早く成果を出そうと焦らず、じっくり続けていくことで成果を出すことを考えましょう。

 

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もうすぐ英検2次!準備できてますか?

このところ少々忙しく、しばらくブログをご無沙汰してしまいました。すると、あっという間に英検の季節です。1次試験は終わって、4日、11日は二次試験。対策はできていますか?「最後の悪あがき」でもいいので、少しでも準備をしたのとしないのでは、大きな差があると思います。まだ何もやっていないという方は、英検の各級の教本で、二次試験の項目を読むところからはじめてみましょう。「試験のコツ」が記載されています。

 

次に、英検のウェブサイトで各級の「バーチャル二次試験」を見てみましょう。ここで手順を一度予習したかそうでないかだけでも、だいぶ違うはずです。自由会話がない級は、自分の答えの分部以外のところ(挨拶、級の確認等)は、だいたいこの会話通りに進めれば大丈夫です。

 

各級の2次試験のコツに関する記事をこのブログに記載していますので、参考にしてみてください。

 

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 今日はTOEICを受けた方もいるかもしれませんね。資格試験の合格を目標に勉強を進めるのはいいことだと思いますが、英語の勉強が試験の過去問や関連の問題ばかりにならないようにした方が、合格への近道だと思います。普段から、自分の受験級の問題よりもややむずかしめな問題(特に読解)にも、チャレンジするようにした方がいいと思います。

 

今回私の娘も3級の二次試験を受験予定ですが、私は子供には、大学受験前までに準1級を目標にすればいいと話しています。準1級合格できる実力があれば、だいたいどこの大学の入試問題でも対応できると思います。TOEICだと、700点くらいでしょうか。中学校で準2級まで、高校で2級と準1級を目指せばいいのではないかと思います。もちろん、帰国子女やイマ―ジョン教育、英語圏のハーフのお子さんなどは、1級を目指して頑張ってもいいのではないかと思います。英語教室に通った程度とか、学校や塾で学んだ程度と言う方は、高校で準1級目標でいいのでは?と思います。うちも高校生で準1級に合格してくれればいいなとは思っていますが、本人のやる気次第かなとも思います。

結構よくある!英語の中のラテン語の語彙

今日ツイッターで、教えていただいている通訳の先生が、ラテン語の語彙についてツイートしているのを見ました。それをヒントに、私も今まで見かけたラテン語の語彙について書いてみようと思います。

 

ラテン語の語彙は、ニュースや新聞、契約書の中などにも割とよく登場します。もしかすると、ご存じの者もあるかもしれません。最近見かけた、またはよく英語の中に登場するラテン語の語彙を集めてみました。

 

・de facto ・・・事実上の

 これはよく耳にする・目にするのではないでしょうか。よく登場する表現に、de facto standard (事実上の業界標準) があります。

・faits accomplis ・・・既成事実

 「既成事実を積み重ねる」という表現だと、accumulate faits accomplis となります。

・bona fide ・・・本物の、正真正銘の、真実の

    例:bona fide information 真実の情報

・memorandum ・・・覚書、メモ、基本合意書

 法律分野でよく出てきます。

・in lieu of ・・・~の代わりに

 これも法律文書などで使うことが多い言葉です。

vice versa・・・逆もまた真なり、逆もまたおなじ

  普通の会話でもよく出てくるので、覚えて置いた方がいい言葉です。

・per annum・・・一年につき

 per capita (一人当たり)もラテン語だそうです。

status quo・・・現状、体制

 The status quo in Japan 日本の現状 

・modus operandi(M.O.)・・・仕事のやり方、手法

  犯罪の手口という意味でつかわれることも多いようです。

・affidavit・・・宣誓供述書

 ラテン語だとは知りませんでした。結構ニュースなどで出てきます。

・per se・・・本質的に、それ自体。本来、自ら

  language per se 言語それ自体などと使うようです。これも結構耳にします。

 

だいたいこんなところでしょうか。思い出したものや、以前使ってメモしたものなどを基に思い出してみました。また、こちらのブログも参考にしました。中には、法律など特殊な分野で多く使われる言葉もありますが、de facto, status quo, vice versa などは本当によく使うので、覚えておいた方がいい言葉です。

 

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ZOZOTOWN社長の日本外国特派員協会での記者会見動画

日本外国特派員協会で、ZOZOタウンの前澤友作社長がDear Moon プロジェクトについて会見を開いた際の動画がありました。通訳者が英語で通訳していますが、前澤社長も一部英語を話しています。


Yusaku Maezawa: "SpaceX BFR's First Private Moon Passenger"

 

会見を見て思ったのが、受け答えが上手いということでした。慎重に言葉を選んで、記者の質問にとてもうまく答えているな、と思いました。難しい質問にも、決して過激にならず、かといって消極的な感じではなく、とてもよくまとまった答えを出している感じでした。前澤社長は、月に行くロケットに世界各国から色々な分野のアーティストを選んで登場してもらい、月を見た時の気持ちをアートで表現するということを計画しているそうです。

 

ファッションの分野で活躍する人は、やはりアートが好きだったり、理解がある人が多いなと思いました。私が若い頃はやったパーソンズの社長(松居一代さんの最初の夫でした。そういえば。)もそうだったな、と思い出しました。ちなみにこの日着ていたのはZOZOスーツで寸法を測って作った服だそうです。

 

英語は、イーロン・マスクなど世界の経営者と親交があるためか、結構話せるようでした。もちろん込み入った話は通訳者が訳していましたが、自分で答えているところも多かったです。記者の質問も経営などの難しい話ではなく、「月に行くと聞いた時のお子さんの反応は?」など、普通の話が多いので英語訳も聞きやすいと思います。「楽しい会見にしたい」、と最初の方で話していましたが、そういう会見になっていると思いました。

 

 

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最近知った英語検定ー英語発音検定ー

英語発音検定という検定があるようです。この検定の存在はつい最近までしりませんでした。以前この検定を受けた方がプロフィールに点数を書いているのをみたことがあったのですが、あまり気に留めませんでした。今回他の語学関係の仕事をしている方の投稿の中でこの資格を知って、あらためて情報を検索してみました。協会のウェブサイトは以下になります。

 

一般社団法人 国際英語発音協会 | 一般社団法人

 

検定はオンラインでも随時受験可能なようで、受験料も一般審査の場合は4860円と手ごろなようです。まだあまり一般的ではないと思いますが、発音は自分の得意とするところでもあるので、一度受験してみようと思っています。また、発音の指導者になるための講座もあるようで、こちらの方も興味があります。

 

私の場合、発音は歌で身に着けましたアメリカの高校にいた頃、合唱のクラスを取っていて、歌詞の発音を回りにいるクラスメートの真似をしながら歌っていたら、発音記号と発音の仕方が頭の中で一致するようになりました。また、日本人留学生でデュエットの発表会にでる機会があったのですが、その際に先生やクラスメートから発音を直してもらいました。これも、発音のコツを押さえるのにかなり役立ちました。日本に帰ってきてからは、洋楽が好きだったので合わせて歌うことと、リスニング・シャドーイングで発音をキープしていました。

 

歌で英語の発音を妹に教えたところ、妹は中学・高校で「英語の発音がとてもいい人」として知られる存在になりました。妹が卒業した大学は入試でディクテーションがあったので、受験にも役立ったかな?と思いました。

 

ただ、このように「自己流」で身に着けたので、重要なポイントは指導することができますが、体系的に教える方法は知りませんでした。シャドーイングが発音の改善に役立つと思うので(私も続けてやっています)勧めていますが、それだけだとコツがわかりにくく、身に着けるのが時間がかかるかもしれないと思っていました。そういうところでこのウェブサイトを見つけたので、指導法を勉強する際の参考にしようと思っています。

 

「発音は関係ない」という主義の方もいますが、あまり分かりにくいとコミュニケーションに支障をきたすし、発音がいいということは「耳がいい=リスニング力が高い」ということにも通じると思います。「発音いいとかっこいい」というよりも、「理解してもらいやすい」という点で有利かなとも思います。ネイティブ並み、とまではいかなくても、ある程度のレベルの発音とリズムは身に着けておきたいものです。

まだやれることがわかったのが収穫

東京での仕事が終了し、盛岡に戻りました。明日は通訳入門講座の講師の仕事が一コマ入っていて、翌日はインバウンド関係の仕事と、13日までは休みなしで働く予定です。10月後半の予定は未確定のものが多くなっていて、入るかどうかわからない状況です。

 

東京では通訳翻訳を多少含む、国際会議のサポートのような仕事をしました。仕事それ自体より、一緒に働いていた方々から感銘を受けたことが多く、いい経験になりました。

 

今回一緒に働いた方々は、皆さん大変真摯に仕事に取り組んでいて、緊張を強いられる重要な仕事ということもあったと思いますが、それこそ睡眠や休みを削って長時間働いていました。こういう働き方には、疑問を感じる方もいるかもしれません。でも、私はいままで自分では一生懸命仕事の準備や子供の世話、その他のことをやっているつもりでしたが、なんだかまだ甘かった、と思いました。

 

そして、「自分はもう年だし、あまり無理するのはよくない。連日長時間勤務はもうムリ」などと思っていたのですが、今回の勤務を通じて「まだ体力がある。まだやれる」ということがわかりました。もちろん、もう若いとは言えないので若い方並みとはいきませんが、自分で思っていた以上に体力が残っていることに気が付きました。

 

勉強も今まで単にやってる気になっていただけで、まだ足りなかったと思うし、その足りないと思っていたところまで、もっと時間をうまく使えばやれると思えました。誰だったか忘れましたが、有名人が「限界は自分で決めるもの」ということを言っていましたが、本当にそうだったということが身に染みてわかりました。あと2年くらいで、同時通訳ができるプロとして仕事を開始したいと思っています。今よりステップアップできるよう、努力していきたいと思います。

 

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東京オリンピックの募集開始

東京オリンピックのボランティアの募集が開始されました。以下のリンクから応募できるようです。

https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/application/

 

応募者は既に3万人に達したそうです。希望する方は早めに応募した方がいいと思います。

 

ただ、組織委員会などにもっと考慮して欲しかったことがあります。条件を見ると圧倒的に東京に通える応募者の方が活動には有利(選択されるための条件ではありません)だということがしひとつです。地方の者が何かしたいと希望しても、お金と時間に余裕がある人でないと、自分で滞在費を払って、長期間の休みを取っての活動は難しいと思います。

 

また、ロンドンやリオなどは、国民が世界で話者が多い言語を話しているため、英語やポルトガル語などの訓練は必要がなく、これら言語の外国語人材については調達が容易だし、訓練して身につける必要もありません。でも、日本では日本でしか話されている言葉なので、ロンドンだとかリオなどのように、国民が普通に話しかければ、多くの外国人に理解してもらえるという言葉ではありません。外国語を流暢に話すのは、ある意味特殊技能ということになり、流暢に話せる人々の中には、私をはじめとしてそれで生計を立てている者も多いのです。外国語という点で、他の国と条件が異なっていることを、もっと考慮して欲しかったと思います。英語や他の外国語を使って、有償で通訳翻訳などの仕事をオリンピックでする人もいると思います。どの範囲までボランティアにするのかわかりませんが、以前長野などのオリンピックで外国語ボランティアをした人の体験などを読んでみると、「これ、有償の仕事にするべきじゃないの?」というところまでボランティアにされていたようです。

 

日本の特殊な言語状況などを考慮して、有償の範囲を拡大するべきではないかと思います。選手団付き、要人のアテンド、組織委員会などの仕事に関しては、お金を払うか、待遇を良くするなどするべきではないかと思うのですが、間違ってるでしょうか?

 

これまでオリンピックの関連の仕事を含めて、大きなスポーツ大会で仕事を何度かしましたが、全て有償でした。オリンピックよりも小さな大会だったのに有償だったのに、オリンピックはそうじゃないというのは不思議な感じがします。

 

ガイドなどもそうですが、ボランティアと有償の仕事の間に明確な線引きが欲しいところです。