Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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二地域居住は英語のプロにとってはメリットが多い

今日NHKの日本語ニュースをシャドーイングしていたら、2地域居中が地方創生の政策の一つとして注目されている、というニュースを耳にしました。

テレワークで都市部と地方 2地域居住で地方創生を 協議会設立 | 働き方改革 | NHKニュース

 

協議会が国土交通省地方自治体によって立ち上げられ、今日(9日)オンラインの初会合が開かれたそうです。

 

ニュースによると、交通費の負担を軽減するための補助や、住居などのサポートも検討中とのこと。

 

2019年に、実際にニ地域居住状態を実施して、またやってみようと検討中の私に取っては、これはありがたい話です。

 

元々翻訳は、パソコンと通信環境があればどこでもできる仕事ですが、通訳の場合、仕事をするには、首都圏や大都市周辺にいた方が圧倒的に有利です。

 

英語講師も一カ所に住んでいた方が有利でしたが、Zoom等の会議システムの登場で、これもやり方によっては場所を問わずにできるようになりました。

 

2019年度に二拠点で生活した際には、数ヶ月の会議サポートやスルーガイドの出発前、テレビ局入りして行う素材翻訳の仕事の際などに東京の住居を使用しました。

 

子供が中学生で、時々地元でも語学関係の仕事を受けていたので、こういう形態になりました。また、正直いうと、東北周辺だけだと、通訳の仕事がほとんどなくて、食べていくのが難しいから、ということもありました。

 

ガイドは東北周辺でクルーズ船のエクスカーションは増加していたし、翻訳はトライアルを受けて取引先を増やせば良かったのかも知れませんが、元々通訳が一番好きな仕事で、また、将来の子供の進学のことなども考えると、東京でも仕事を受けられるようにした方がいいと思いました。それも、二拠点の居住を考えて実行した理由です。

 

2019年に行なってみた結果、主な問題点は次の3つでした。

・交通費がかさむ

・東京の住みかの家賃等の費用

・いざというときの対応

 

交通費については、岩手から東京の往復に毎回新幹線を使うのは、経済的に大きな負担になりました。そのため、高速バスをよく使いました。日にちにもよりますが、安い時は、片道¥2500程度でした。平均しても¥4000から¥5000程度と、新幹線よりかなり安く行き来できました。

 

毎回バスだと体に負担がかかるので、時々新幹線も使っていました。もっと遠方なら飛行機も検討したと思います。

 

住居に関しては、住人との交流が少ない女性専用のシェアハウスを借りていました。割と人気の街に部屋を借りたので、家賃はやや高めで¥40000/月で、管理費が¥15,000でした。少し高いと言えばそうですが、家具もついてるし、水道光熱費も込みなので、まあまあお得だったかも?と思います。

 

住人が女性で、集団で住んでいるので、セキュリティ面でも安心できました。また、部屋は2階が満室だったので1階でしたが、女性は1階を避けるので人が少なく、シャワーや台所などもあまり気兼ねなく使え、予想以上に快適でした。

 

安くする工夫はしたものの、やはり補助が出るに越したことはないので、その辺のサポートがあればとーっても助かります。

 

3つ目のいざという時、というのは、子供の行事や祖父母・子供の体調が悪くなった時の事です。シングルマザーなので、出張の仕事の際には私の父母(子供のじじばば)に子供の世話をお願いしていました。

 

残念ながら、出席できなかった行事はありましたが、子供のことは何とかなりました。今は高校生なので、それほど心配はないのでは?とも思います。両親はまだ自営業をしていますが、かなり高齢なので、今後の健康等は正直ちょっと心配です。

 

通訳の仕事は、日給が他の仕事に比べると高額なので、東京に移動して行っても元が取れることが多いと思います。特にベテランの通訳者さんで、地方にも住まなくてはならない方には二拠点はメリットが大きいと思います。実際、二拠点居住を実施している方も何名か知っています。

 

他のガイドや翻訳の仕事にも、拠点が2つあるのはメリットがあると思います。

 

コロナの状況がが落ち着き次第、首都圏に拠点を持とうと思っています。