Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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県外受験が増えている

2、3年くらい前から、岩手県でも(盛岡市の子供がほとんどだと思われますが)、県外の有名私立や公立の進学校を受験する子供が増えてきました。昨年辺りから、その流れが加速したように思います。

 

昨年同じ中学の先輩が、東京の私立名門K高校に合格しました。何となく、これをきっかけに県外受験する子が増えたように思います。子供のクラスでも、多分5人くらいは県外受験するのではないでしょうか。

 

岩手でもこういう子達が増えるのは、いいことだと思います。岩手は小学校までは全国学力模試の成績も悪くないのに、中学に入るとガックリ落ちてしまいます。以前、ALTの先生が言ってましたが、成績のいい子なのに親から無理やり農業や商売を継げと言われて、将来に希望が持てず成績が下がってしまう子供が結構います。なので、大きな志を持って、全国レベルで勝負出来る人間が増えるのは、いい事だと思います。

 

ただ、そうなってくると、ますます優秀な人材が田舎から都会に流れてしまい、地域の将来が先細りになるのではという心配があります。優秀な子供は思い切って県外の高いレベルの教育を行っているところや、親が子供の力を伸ばしてくれると確信する学校に送り出すと同時に、県内の高校や中学のレベルを上げることも重要ではないでしょうか。東京で勉強させるまで資金がないけど優秀な子供を、県内でも伸ばしていけるような体制を整えることも同時進行でやって行くべきだと思います。いくつか頑張ってる学校もありますが、そういう学校はごく少数かな、と思います。

 

ちょっと話しがずれますが、昨年東京の私立校名門校に合格した生徒は、中学3年までに英検2級に合格していたようでした。受験に影響があったかどうかはっきり分かりませんが、かなりプラスになったのではないかと思います。私立の大学受験も、英語が抜群にできれば、かなり上位レベルの大学に合格できます。

 

外で勉強して、また戻って来たいと思えるような魅力的ない故郷になって欲しいと思います。