英語通訳・翻訳・ガイド・講師 Junのブログ

東北を拠点に英語通訳・翻訳・通訳ガイド・英語講師のJunが、英語・教育・手芸などについて発信します。

英語学習はあせらず-自分の学習過程を顧みて-

何度か書いていると思いますが、英語学習であせりは禁物です。私もそうですが、やはりみんな早く上達したいと思うものです。気持ちはとてもよくわかります。でも、語学は特に、中級以降は伸びるのにある程度時間がかかります。

 

以前語学の雑誌で英語学習の伸び方の表を見たのですが、それによると、学習を続けてその学習の成果がでるのは早くても半年、スランプとぶつかると1年~1年半くらいはかかかるようです。そのため、すぐ成果が出ないと「もう才能ない」「やっても無駄」とあきらめてしまう人がいますが、最低半年間は今やっていることを継続してみた方がいいと思います。

 

最近私も、自分自身でそれを実感しました。同時通訳が多少でもできるようになる過程でのことです。やはり通訳をやるからには、同時通訳ができるようになりたいと思っていました。それで、数年前東京にある通訳学校の3日間集中講座に参加しましたが、言葉がほとんど出てきませんでした。多分、そこに参加していた生徒さんの中で、私が一番出来が悪かったと思います。皆さん上手で、「もうやってもダメかも」と思ってしまいました。

 

しかし、2年前から、3ヵ月弱の短期コースなら東京の方の通訳学校に継続して通えるようになり、そこで同通コースではなかったものの、先生の方針で多少同通も勉強をする機会がありました。その頃からまったく言葉がでないということがなくなり、切れ切れになったり遅れたりするものの多少文章や単語が出るようになりました。そして、昨年冬に通った通訳ガイド系の学校の短期のウィスパーコースでは、簡単な内容の日英ウィスパーでごく短い時間なら、なんとか文章が出せるようになり、合格証をいただくことができました。そして、今お世話になっている通訳講座では、まだ問題があるものの、日英で事前に少し準備する機会があれば、ある程度の時間同時通訳で文章が出せるようになりました。英日は問題が多いし、慣れた方に比べるとまだまだですが、それでも、まったく言葉が出なかった数年前、文章や単語が切れ切れだった2年前に比べると、各段の進歩だと思います。

 

時々、「3ヵ月でTOEIC300点上がった!」などという、急激に英語ができるようになったという方の広告や体験談を見ます。ですが、よく読んでみると、そういう方は働く必要がなくその期間中英語漬けになっていられる人だったり、高額な料金を払って毎日コーチングしてくれる方についていたり、TOEICなどの点数が低い頃から継続して自分で勉強していて、実はある程度近い点数を取れるだけの実力がついていたことが多いようです。普通に働きながら、または学校に通いながらでは、短い時間で急に実力を上げるのは、初級から中級くらいの期間を除き、まず無理と言えます。3ヵ月で初級から中級に上げるのは、内容的に簡単なので可能だと思います。

 

ダイエットでも、急激に痩せようとするとリバウンドしてしまったりで、かえって気長に減らしていったときの方が、肥満の状態に戻りにくかったりします。英語も、ある程度長いスパンで徐々に実力が上がると考えて、目標に向けてコツコツ頑張った方が結局は近道ではないかな?と思います。