第4回災害時外国人支援研修に参加
県の国際交流協会主催の、災害時外国人支援研修(正式な名前は若干違ってるかも)の4回目に参加しました。今回は、オーストラリア在住で医師免許を持つ日本人の方を招き、アメリカ人英語講師の進行で、海外と日本の医療制度の違い⇒医療用語研修⇒参加者間でのロールプレイ⇒希望者による医師とアメリカ人の間に通訳演習などが行われました。
いつもアイーナが会場になるのですが、1階間違って行ってしまい、ほんの少し遅れて参加しました。すると、もう医療制度の違いに関する内容が始まっていたところでした。参加者から出された違いには、以下のようなことがありました。
・日本では皆国の健康保険に加入しているが、そうではない国も多い。
・ホームドクター制度がある国がある。例:イギリス
・国営の病院とプライベートな病院では、行ける人が異なる場合がある。日本は国立でも私立でも、基本だれでも利用可能。
・アメリカの病院は、緊急の場合以外予約が必要。
・薬がとても高い国がある。日本は比較的安い。
等…。
それから、問診票に書いてある質問を英語で言うとどうなるか、問診表に書いていたり、よく使う医学用語にはどんなものがあるか、等について学習しました。医師免許を持っているゲストの方が、用語集を作成して配布してくださいました。これはとてもありがたいと思いました。
その後、同じテーブルに座っているグループ内で、医師、外国人患者、通訳の役割を決め、ロールプレイを行いました。一人必ず一回は全ての役割ができるようにしました。しかし、ここで気づいたのですが、やはり医学用語が難しくて、ロールプレイの言葉がなかなか出てこない方が多いようでした。参加者は一応準1級程度の方と書いてあったと思いますが、正直そのレベルにはちょっと足りないかたも結構いるように思いました。これは、岩手県ではこのような医療通訳ができるレベルの人は、かなり少なくなるということから、仕方ない面もあります。が、多分これに対応できるのは、参加者の中でも数名に限られるのではないかな?と思いました。
私は一応、通訳学校や勉強会で医療用語をおぼえさせられたので、基本的なものは頭に入っていました。そのため対応できました。テーブル内から講師の方と医師免許を持っている方との間の通訳演習に「誰か希望者いませんか」と言われたときに、手を挙げて一番に通訳をやらせていただきました。それほど専門的でない用語が多かったので、割と楽に通訳できました。でも、他の人にはちょっときつかったのでは?と思います。別に自慢したいわけではなく、このような状況で実際に災害が起こったら、こういう通訳できる人ほとんどいないのでは?と心配になりました。でも、これを機会に、参加者の皆さんは医療英語や英語の勉強をする気になっていただければと思います。もちろん私も、頭に入っていたとはいえ、用語で迷って文法の間違いの原因になったし、多分他にも何か所か文法が違っているところがあったと思います。また、初めて知る表現もありました。今日の内容の復習をして、今日出てきた言葉は身に付くようにしたいと思います。
今日学んだ新しい単語や表現は…
light headed 頭がふらふらする
pins and needles ちくちくする
mucus, phlegm たん * 痰を切る loose cough, cough up
palpitation 動悸 他の言い方でMy heart is racing というのもあるそうです。
mucus は一度覚えましたが、忘れてしまってすぐには出てきませんでした。その他、痛みや病院の診療科、病名などについてもちょっとうろ覚えだったものもあるので、こういう機会に確認できてよかったです。
全体的に有意義な研修でした。もっと英語を勉強したいと思う人が増えてくれないかな、と思います。
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