Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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英語力・通訳力向上のヒント-通訳学校の先生がよく話していたこと-

2004年まで東京で生活していました。仕事は主に社内翻訳や翻訳含むアドミや秘書などをして、時々単発の通訳や素材翻訳(TVなどの取材テープの翻訳)をする、という感じで、それでお金にある程度余裕ができると、通訳学校に通うという生活をしていました。通訳学校は通年で通うと高いので、一人暮らしでは1年半くらいでお金が尽きてしまい、再度間をおいてお金をためて学校にいくという生活でした。そんな感じで、学校には何度か通ったし、地元に戻ってからは、東京の1日~3日くらいの集中コースに参加して勉強していました。このように勉強してきた中で、通訳学校の先生方がよく言っていた言葉をご紹介したいと思います。

 

・英語力向上のカギは、とにかく読むこと。

これは、複数名の先生が話していたので、本当にそうだと思います。私もここ数年、仕事で英語の資料を読む機会が多く、そのおかげでやはり以前よりも向上した感じがあったので、確かだと思います。とにかく、簡単なものからやや難解なものまで、読む量を増やすことが全体的な力の向上につながることは、間違いないようです。

 

・文章を見るだけでも、聞くだけでもだめ。声に出して読まないと口と脳の回路がつながらない。

これも、複数名の先生から聞きました。読む量を増やすのもそうですが、折に触れて声に出して英語を読むようにしないと、口から出るようにはならないのだそうです。プレゼンやガイドなどをする必要がある場合には、とにかく声に出して読むことが必要なようです。このような理由から、音読はスピーキング力の向上のために効果があるし、通訳力と言う意味では、日本語の対訳も読んでおくともっといいと思われます。

 

・出だしを早く

学校で当てられた時に、間髪入れずに訳せないと、厳しい先生には「出だしが遅い!それじゃ、この通訳は何をしてるんだと思われますよ!」と怒られました。それほど厳しくない先生にも、あまり出だしが遅いとよくないという話しをされたと思います。通訳する方の話が終わったら、すぐに訳を出すようにしないとよくないようです。会話などでも、あまり間を開けて考えこんでいたり、はっきり意思を示さないでいると思わぬ誤解を生むことがあるので、注意が必要です。

 

・訳の長さは、話者の話の長さとだいたい同じくらいにする。

話している方の文章が長いのに、通訳者の訳がそれにくらべて極端に短いと、「ほんとに全部訳せているんだろうか?」と不信感を持たれてしまいます。回りくどい話でまとめてしまいたい!と思っても、話の長さはだいたい同じくらいに収めるべきということです。短く要約してはいけない、ということですね。

 

・とにかく毎日通訳する

通訳学校の先生としては珍しい男の先生に教わったことがありましたが、「プロになりたかったら、とにかく毎日通訳しないとだめです」というような話をされていました。日本の通訳学校に通った方ではなく、オーストラリアの通訳コースがある大学の大学院で勉強された方でした。毎日やらないとうまくならないので、社内通訳をフリーランスになる前に経験しておけば、専門分野もできるし、経験も積めるということで、ベストなのだと思います。

 

やはり、自分が職業にしたいと思ってたり、うまくなりたいと思っていることは、とにかく毎日やってみることが重要なんですね。私も以前オンラインの英語講師をしていた時に、「毎日練習させるために、練習のためにスケジュール入れてもらえば効果的かもしれないけど…」と思ったことがありました。何等かの形で強制的にでも毎日大量に英語に触れないと、やはり大きな伸びは望めないということだと思います。

 

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