英語通訳・翻訳・ガイド・講師 Junのブログ

東北を拠点に英語通訳・翻訳・通訳ガイド・英語講師のJunが、英語・教育・手芸などについて発信します。

5月26日英語通訳ワークショップ開催しました@盛岡CELC

5月26日10:00-14:30、盛岡市上田の通訳翻訳エージェント(株)CELC(セルク)にて、英語通訳ワークショップを行いました。今回のテーマは酒蔵見学。講師は私が勤めさせていただきました。参加者は、半日のみ参加も含めて計6名(定員最大8名)で、盛岡市と盛岡近郊2名、奥州市1名、仙台市2名、秋田市1名からと、遠方から足を運んで下さった方々もいました。

 

今回、酒蔵見学をテーマに選んだのは、私も過去に何度か観光通訳の際に経験したことがあること、東北・北海道などのガイドや観光通訳のコースには、必ずと言っていいほど酒蔵が入っていること、観光のコースだとガイドでも通訳をする必要があり、そこで結構難しく感じている通訳案内士の方々が多いこと、などが挙げられます。

 

午前中は、社長あいさつ、講師と受講生の自己紹介からはじまり、最初に通訳の基礎訓練を、酒蔵関連の素材を主に使用して行いました。資料を使ったサイトラ、クイックレスポンス、シャドーイング、数字の転換などを行いました。

 

お昼は、社長の差し入れのお弁当を食べながら、これまでに経験してきた仕事の話や、各自が外国語を身に着けた経緯などについて話し、同業者同士話が弾みました。

 

午後は、私が自分の経験に基づいて書き起こした日本語の模擬見学シナリオを使って、日英の逐次通訳演習を行いました。通訳が全くはじめてという方も何名かいたので、短めに区切って、もしどうしてもわからない場合には、原稿をちらっとみてもよいということにして演習を行いました。何度か通訳経験のある方々は、原稿を見ずにメモをとって通訳しているようでした。

 

参加者の皆さんはとても熱心で、私も教える際に熱が入りました。参加者の方から、つい最近、日本酒関連の通訳をいきなり頼まれ、専門家向けの話だったので結構大変だった、という話しがありました。私も今週県内の酒蔵を回る方について通訳をする機会があり、昨年度の観光通訳の際にも酒蔵が訪問先に入っていました。日本酒は最近海外からも注目を浴びていて、今後需要が増えるのではないかと思われます。しかし、特に通訳訓練を受けていないガイドの方や、通訳訓練を受けたことがあっても、酒蔵訪問の経験があまりない方だと、内容的にも難しい場合があります。そこで、一度経験しておけば、実際に通訳する際にも多少楽になるのではないかと思って、このテーマにしました。

 

今回特にうれしかったのは、盛岡市とその近郊の通訳できるレベルの方々が参加してくれたことでした。しかも、20代~30代(多分)と若い方々だったので、余計にうれしい気持ちになりました。仙台を除くと、東北でTOEIC800程度以上、英検1級レベルの人に会うのはまれです。また、そういう力があっても語学力があるような若者は東京に行ってしまうので、英語力のある人が極端に少ない状況です。また、今回ももしかするとそうかもしれないのですが、英語力が英検1級など高い方は、転勤で一時的に滞在している人が多く、数年後には出て行ってしまうという状況で、なかなか地元で通訳できるレベルの人材が増えません。もちろん、そういう方々がいる間だけでも活躍していただけたらと思いますが、通訳翻訳の会社があることも知られていないし、通訳の訓練を受ける場所も機会もないので、埋もれたままになってしまうことも多々あります。

 

そういう私も、東京で語学の仕事を続けてきて、地元に戻ってきた口で、今岩手県に定格して英語の仕事をしている人は、私のように東京や海外で高い英語力を身に着けて戻ってきた者が多くなっています。そのため、あまり若い人はいないのが現状です。

 

また、700点台の若者は結構いるのですが、それ以上の実力がある人はほとんどいません。やはり訓練する場所の欠如、それ以上力をつけても使いどころがないと思っているのでやる気が起きない、ということだと思います。そういうことからも、正直私も東京だったら人に通訳を教えらえるようなレベルではないのですが、地元では数少ない語学専業で仕事をしている者として、通訳者養成に乗り出した次第です。

 

来週は、連続講座の通訳準備講座がはじまります。少しでも岩手や東北で高い語学力を身に着け、語学の仕事ができる人材を増やしたいと思っています。また、このような単発講座も開催していきたいと思っておりますので、決まったらこちらのブログの方でご案内したいと思います。

 

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