英語通訳・翻訳・ガイド・講師 Junのブログ

東北を拠点に英語通訳・翻訳・通訳ガイド・英語講師のJunが、英語・教育・手芸などについて発信します。

語学力、アピール力がすごい他のアジア諸国の高校生

海外の高校生を、被災地やその他東北地方の地域に案内して、色々な体験をしてもらう、という仕事をしたことがあります。オーストラリア、ニュージーランドの他、韓国、他のアジア諸国の高校生が主なメンバーでした。

 

驚いたのが、英語力の高さです。こういうプログラムに参加できるのは、その国でもお勉強のできるいわゆるいい子が多いとは思いますが、それにしてもその積極性や、外国語の能力の高さに本当に驚きました。「このままでは、将来日本はこういう国々に追い抜かれてしまうのでは?」と、危機感を抱いたほどです。

 

彼らが語学力、特に英語力が高いのは、大学では英語で講義しているところも多いため、大学に進学するには英語が不可欠、という国が多いから、ということもあります。日本は江戸末期とか明治維新の時に、英語などの外国語を日本語に翻訳したため、日本語でも高等教育が受けられているのですが、他の途上国では、学術的な言葉が自国の言葉に存在しない、と言う国もあります。そこで、彼らの中でエリートと言われる人たちや、良家の子女などは、小さい頃から高い英語力を身につけるような教育を受けさせられます。

 

そういう理由があるにせよ、日本の高校生で社会問題についてスピーチできる子がどのくらいいるでしょうか?エリート校と言われる高校の生徒でも、これだけちゃんと英語で話せる子は、まずいないのではないかと思います。比較的高学年になってから海外に渡った帰国子女でもなければ、こんなに話せないと思いました。

 

しかも驚いたのが、話せるのは英語だけではないという子たちが、結構多かったことです。韓国の学生さんたちは、日本語が流暢に話せる人も多く、それに加えて英語も流暢、それプラスもう一か国語も流暢に話せる、という子もいました。帰国子女ではなく、学校の仕組みが、英語プラスもう一か国語選択できるようになっているのだそうです。コミュニケーションが取れる上、みんなイケメンだったので、彼らはほかの途上国の女の子たちにモテモテでした。イケメンというだけではなく、話をしていても面白かったということがあると思います。

 

日本はやっと最近、小学校からの英語教育を始めました。色々反対意見もあったようですが、私はやっと始まってよかった、と思います。実は私も以前はあまり小さい頃から英語を勉強するのはどうかな?と思っていましたが、このような海外の学生の実態を見てから、幼稚園はともかく、小学校からの英語教育については賛成するようになりました。まず日本語を身に着けるのは確かに大事ですが、他の国の人とコミュニケーションを取って物事を勧めていくのは、これからますます大事な能力になると思います。AIで翻訳通訳させれば?という意見もあると思いますが、全く修正なしで使えるほどまだ進んでいないようです。それに、自分で書けるなら、それに越したことはないし、その方が機械に欠けるコストも下がるし、いちいち機械を操作したり間違いチェックしたりする手間も省けます。

 

なんとなく、まだ鎖国の時の日本だけで充足していた感覚が残っているのかも、とも思います。外の実態を知らないから、小学校での英語不要論が主流だったのかもしれません。きちんとコミュニケーションを取れる人材を、やや遅きに失した感はありますが、育てていくようにしたいものです。