英語通訳・翻訳・ガイド・講師 Junのブログ

東北を拠点に英語通訳・翻訳・通訳ガイド・英語講師のJunが、英語・教育・手芸などについて発信します。

リスニング力を上げるために有効な勉強法3つ

英語を話せても、リスニングが苦手、という方が結構います。「相手の言ってることはわかるけど、言葉を言うのは苦手。」と話す人の中にも、実はあまり相手の言うことがよくわかっていない人がいます。会話は一方的ではなく、双方向で行われるものなので、聞いて話せる力、どちらも重要です。リスニング力を上げるために有効な勉強法を紹介します。

 

1.ディクテーション

まずは、これが基本。トランスクリプトがある演説などを聞いて書き起こす訓練です。通訳学校でも、入門コースとか同時通訳を始める前のクラスでは、この宿題が出されることが多いのではないかと思います。これはやってみると結構大変です。5分書き起こすのに、慣れていないと1時間以上かかります。地道な作業なので、嫌になったりするかもしれませんが、何度かやっていると、だんだん聞こえるようになってくるのではないかと思います。音が聞こえにくいところを、内容に基づいて推測する能力も付けることができます。

日本語の講演のテープなどを書き起こす、テープ起こしの仕事は、女性に人気のある在宅の仕事ですが、英語でも同じような仕事があります。私も国際会議の英語日本語交じりのテープを書き起こす仕事を、何度かやったことがあります。私はこの仕事や、通訳学校の書き起こしの宿題は、結構好きでした。

 

2 シャドーイング

シャドーイングについては何度か書いていますが、やはりリスニング力をつけるのと、英語のリズムを身に着ける、発音を改善するのには、有効な訓練法ではないかと思います。あまり役に立たないと練習では?という説もありますが、そんなことはないと、私は思います。通訳者でも上のランクの方々には、もう必要がない練習なのかもしれません。しかし、TOEICがまだ600点とか700点くらいとか、通訳の訓練を始めたばかりという方々には、とても有効な方法なのではないかと思います。また、この練習が好きではない、という人はリスニングや英日通訳が苦手な方が多いように思います。

イヤホンを付けて、聞こえてきた英語を即座に繰り返していく、という練習です。集中力が必要なので、集中して音を聞く練習にもなります。また、英語だけでなく、日本語でもやってみるといい、という話を聞いたことがあります。一度、トランスクリプト付きの英語の音を、原稿を見ながら音声なしで読む場合と、シャドーイングしている時の音声を録音して、比較してみると、シャドーイングしている時の方が発音が格段によくなっているのがわかると思います。慣れない方は、最初は英文の原稿を見ながらやってみてもいいと思います。特に英語力が中級程度の場合には、同じ教材を使って何度も練習することが大事だと思います。

 

3 フォニックス

フォニックスとは、アルファベットの並びによってどういう音が出るのか、英語の音の規則のことを指します。例えばカタカナだとフに当たる発音になるつづりは、Fだけでなくphもあります。私も正式に勉強したわけではないので、上手く解説はできないのですが、この規則が分かるようになると、音を聞いて単語のつづりが推測できるようになります。また、初めて見る言葉でも、どいう風な発音なのか予想することができます。フォニックスは、機会があれば自分の子供にも身に着けさせたいと思っています。

私は正式に勉強したわけではないのですが、アメリカの高校で合唱のクラスにいるときに、歌詞を見ながら周囲の人の真似をしながら歌っているうちに、発音記号とつづりの関係が結びついて、どういう音を出せばいいのかわかるようになりました。以前は中学校でも、発音記号について結構勉強させられたので、それが役に立ったのだと思います。以前から、ソウルミュージックが好きで、洋楽をよく聞いていたのも自然に音とつづりの関係が理解できるようになるのに役立ちました。

 

あとは、やはり音を大量に聞いて慣れることではないかと思います。高校の頃交換留学でアメリカにいたのと、もともと音を聞くのが好きだったこともあり、アメリカ英語のリスニングについては、結構自信がありましたが、イギリス英語についてはちょっと抵抗がありました。東京で通訳学校にいた頃、これではまずいと思い、一時期BBCやイギリス英語の映画やドキュメンタリーばかり見ていた時期がありました。おかげでイギリス英語については、それほど変わった訛りのあるものでない限りは大丈夫と思えるようになりました。今でもBBCは、ラジオの方ですが、時間があれば聞くようにしています。オーストラリア、ニュージーランドの英語には、正直言ってまだ抵抗があります。ニュージーランドの方の通訳は何度かやったことがあるのですが、仕事の前に地元ニュースなどの音声をYoutubeなどで聞いて、慣れるようにしました。

やはり、色々な英語を聞く機会を増やして、慣れることも重要だと思います。上のような勉強をして、それと同時に大量に聞くことも続けていくと、リスニング力がだんだん上がってくるのではないかと思います。