英語の本が無料で読めて、無料で音声が聞けるサイトなど
小学校の時から大学を卒業するまで、ずっと演劇部でした。ということから、アナウンサーとはまたちょっと違うと思いますが、普通の人よりはかなり活舌などはいい方ではないかと思います。そこで、絵本の朗読の音声を、日英で動画でアップしようと思ったのですが、どうやら著作権の問題が微妙で、質問サイトを見ても、料金をとらなければOKという回答と、著作権があるのでライブで無料で行う分にはいいけど、動画などはアップするのは違法という回答がありました。
そこで、思い出したのが著作権切れの出版物や、パブリックドメインのことです。パブリックドメインは、ほぼ著作権がなく自由に2次利用したりできるもので、政治家の演説などがこれに当たります。オバマさんやトランプさんの演説などは、パブリックドメインなので、その内容を掲載しても、著作権侵害にはあたらないようです。
著作権は、日本では死後50年たった著者の著作物は、著作権がなくなるので、朗読してその動画をアップロードするなどをしても、著作権の侵害にはあたらないようです。また、夏目漱石、太宰治などの小説も、著作権フリーなので購入しなくてもインターネットで、著作権切れのものを公開しているサイトに行けば読むことができます。翻訳書の場合には、翻訳者が没後50年たっていない場合には、その翻訳の著作権がまだあるということで、勝手に使うことはできないようです。が、原作の方が著作権切れの場合には、自分で翻訳することは可能のようです。また、音声をオーディオブックや音声ファイルで公開する場合にも、同様のようです。
著作権切れや、パブリックドメインの著作物を紹介しているサイトです。
・青空文庫・・・主に日本の小説。翻訳書で著作権切れのものも掲載されている。
・LibriVox・・・主に英語の小説や著作物のオーディオファイルが聞けるサイト。英語だけでなく各国語もあり、日本語のオーディオファイルも少しあるようだ。
・プロジェクト杉田玄白・・・海外の著作権切れの本を翻訳しようというプロジェクト
・Project Gutenberg ・・・海外の著作権切れの本の電子書籍が読めるサイト
・ウィキソース・・・パブリックドメインやクリエイティブコモンズなど、2次利用可能な文章などを集めた。アメリカ大統領の就任演説の日本語版などもある。
英語やその他の外国語の学習にうまく利用できるかもしれません。また、文芸翻訳者を目指す方は、このようなところで実績を積んだり、練習したりすればいいと思います。