Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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海外の情報を先取りして成功した例

もし、ビジネスで成功したい場合には、英語でアメリカなどで何が流行っているのか情報を早くつかみ、それを日本で先取りすることも大きな手段の1つであるということを、何度か書きました。昨日、ふとしたことから最近そういう例が身近であったことを思い出したので、こちらにも書きたいと思います。

 

2014年の2月、@SOHOというサイトを通じて、ある翻訳業務に応募しました。応募していた会社は、まだ立ち上げたばかりのベンチャー企業のようで、社長さんはまだ20代のようでした。値段を聞いたところ、ちょっと翻訳を引き受けるには安すぎると思ったため、辞退いたしました。でも、その社長さん(Mさん)は、翻訳の値段の基準があまりよくわからないということや、自分も海外に留学したことがあることなどを伝えてくれて、対応は好感の持てるものでした。それで、またお互いに、もしまた機会があれば、ということで話は終了になりました。

 

それから1,2か月後、どこかで「タイムチケット」というサービスがある、ということを耳にして、ちょっとサイト内を覗いてみました。すると、Mさんの発行しているチケットがかなり売れている、と出ていました。私も何度かニュースで聞いていたAirbnb をやってみたら上手くいったので、やり方を教える、という内容のものでした。Mさんは留学経験があることから、海外の情報を掴むのがやはり早いんだと思います。たしか、チケットの売り上げは当時トップクラスだったのではないかと思います。

 

私もAirbnb は、日本で話題になる前からこういうのが流行っている、と知っていましたし、もし空き部屋などがあれば、自分でもやっていただろうと思います。というのも、こういうふうに、自分の家の一室やアパートを友人や知人に貸し出して利益を得るのは、このようなサービスができる前から、アメリカでは結構よくあることだったようで、私の知り合いでニューヨークに住んでいる女性も、日本からアメリカに旅行に来た知人に貸し出して、利益を得ていると聞いていました。

 

その後、海外からの旅行客の増加に連れてホテルの部屋が足りなくなり、1昨年度あたりから、民泊ブームが起こったのは、皆さんも承知の通りかと思います。先週、ふとそういうえばタイムチケットっていうサービスがあったな、と何かの拍子で思い出し、サイトを見ていたら、Mさんのことも思い出したのでした。Mさんのチケットページを見てみたら、一応売り出しにはなっていましたが、今はあまり受付していない?ようでした。当時3人くらいしか従業員もいなかった会社は今どうなっているだろう?と思って、Websiteを見てみました。すると、全国の主要都市に3つの支社があり、正社員以外を含めた従業員数50名(正社員15名)と、大きく成長していたのでした!

 

それほど交流があったわけではありませんが、何となくうれしい気持ちになりました。やはり民泊の方をメインにしていて、第一人者と言われるほどになっているようです。Mさんの書いたものを読むと、最初から儲けよう思ったわけではなく、外国の人を家に泊めたら楽しいだろう、というような思いから始めたらしいのですが、それがこんな事業に成長していたようです。これも、海外のサービスを取り入れて、実行したからこのような結果になったのです。Zensという会社です。

 

あの、ソフトバンク孫正義さんの成功も、Yahoo!に目を付けて、日本でYahoo!立ち上げて上手くいったからというのは、知っている方も多いと思います。また、以前、中国から日本に来た留学生が、日本の宅急便のサービスを便利だと思って中国で始めたところ、大成功したという番組を見たことがあります。時々、他国で流行っていても、自国の国情に合わなかったというサービスもありますが、だいたい、アメリカで流行して、他国、特に東南アジアに渡ってはやっているサービスは、日本でも流行る確率が高いといえると思います。

 

海外の情報を英語で読めるだけの力があると、最新の情報をいち早くつかめて、成功することができる可能性が高まります。やはり、情報を早く得るということは、これからの社会では重要なことかと思いますので、話す方だけでなく、総合的な英語力をつけることが肝心かと思います。