英語通訳・翻訳・ガイド・講師 Junのブログ

東北を拠点に英語通訳・翻訳・通訳ガイド・英語講師のJunが、英語・教育・手芸などについて発信します。

ネイティブだからと言って、全員が英語を上手く書けるわけではない

英語ネイティブだからと言って、全員がいい英語を書けるのか、といえばそうではありません。これは、日本人だからみんな文法的に正しい、外に出せる(売り物になる)文章が書けるわけではない、ということと同じです。ですから、英文を書いたり、英訳をした時に、誰にでも添削を頼めるかと言ったらそうではないのです。

 

高校生の頃アメリカに行った最初の頃、English literature のクラス(日本の国語)で、文法のテストがありました。驚いたことに、クラスでトップだったのは私で、ほぼ満点に近い点数でした。私は、中高は英語の成績はよかったのですが、テストの内容的には取り立てて難しいわけではなく、ほとんどが主語に合わせてbe動詞を変えるという、日本の中学校の1,2年生でも解ける内容でした。ですから、多分満点に近いとは思っていましたが、まさかトップだとは思いませんでした。先生から「ジュンコはとってもよく頑張ったわね。クラスでトップです。」と言われた時は、「え~!!うっそー!!」と心の底から驚きました。さらに驚いたことに、授業終了後にクラスの男の子数名が私のところに来て、「君すごいねー。俺なんか28点だよ。」「俺は15点。」とか、ネイティブとは思えないような低い点数だと言ったのでした。これにも仰天しました。

 

ても、考えてみたら、日本でもこれは同様です。日本人だからと言って、国語の文法を誰でもよく理解しているわけではありません。「テスト」として問題を出題されると、普段使っている時はわかっているつもりでだたしく使えているとしても、間違ってしまうこともあると思います。私もそうです。そして、文法のテストの点数が悪い人たちもたくさんいると思います。日本語でも、話している時や、書いた文章が全て文法的に正しいのかというと、そうは言えないのではないでしょうか。

 

なので、ネイティブだからといって過信は禁物です。誰にでも添削を頼んでもいいというわけではないと思います。実際、細かい所にあまり気が付かないような人だと、せっかく調べた内容を、間違った英語に直してしまう場合もあります。ネイティブ・チェックをたのむ場合には、ある程度よい大学と言われているところを出ている人か、日本人の英語の間違いに精通している人に頼んだ方がいいと思います。

 

私も英訳をした時には、エージェント経由で急ぎの仕事の場合はチェックはエージェントに任せていますが(こちらでやって欲しいといわれた場合にはこちらで探しますが)、依頼者から直で頼まれた時は、極力ネイティブチェックを英語ネイティブにお願いするようにしています。しかし、その際には、翻訳する内容がよく理解できていて、日本語もある程度理解でき、例えば自分で小説などを自費出版したこともあるとか、文才のある人にお願いするようにしています。そうすると、できる人はかなり限られてきてしまいますので、大体いつも同じ人たちにお願いすることになります。たとえば、岩手県の観光に関連することだったら、岩手に長年住んでいて、日本人と結婚していて、かつ文章を書くのが好きで、翻訳通訳にも興味があるかまたはやったことがある、というような人です。

 

もし、自分の英文をネイティブにチェックして欲しいと思ったら、上記の事に注意するようにした方がいいと思います。また、そういう人でも時には間違うことがあるので、その後にもう一度自分でチェックしてみることをお勧めします。