英語通訳・翻訳・ガイド・講師 Junのブログ

東北を拠点に英語通訳・翻訳・通訳ガイド・英語講師のJunが、英語・教育・手芸などについて発信します。

ンデベレ語って知ってますか?世界には不思議な言葉がいっぱい。

ンデベレ語は、南アフリカや、ジンバブウェなどで話されている言葉です。ンデベレ語には、日本や欧米、東南アジアなどの言語にもない(多分)、clicking soundがあるのが特徴です。こういう言葉があるということは、知ってはいましたが実際に聞いたことはありませんでした。

 

2016年に会ったジンバブウェ人に名前を発音してもらったところ、なぜか途中で「ちっ」と舌打ちするような音が聞こえました。名前は英語の名前なのですが、苗字は現地の言葉が使われていました。最初、発音するときに舌が滑った?のかと思いましたが、その後もこの方が苗字を言うたびに、「ちっ!」という音が入ります。それで、その方に、「なんかいつもちっという音が聞こえるんだけど、そういう発音なの?」と聞いてみたところ、「そうだよ。そういう名前なんだ。」という返事でした。私は、これがいわゆる、Clicking sound か!と驚きました。

 

どうやら、いわゆるブッシュマンと呼ばれる人たちの系列の部族だと、こういう音を出す言葉を話すようです。インドも多いようですが、アフリカも部族ごとに話している言葉のバリエーションが多くて、部族の言葉だと他の部族と話が通じないため、その国で多数を占めている部族の言葉を公用語として、植民地時代の宗主国の言葉を共通語にしていることが多いようです。ジンバブウェは、ショナ語を話す人が多いので、それ以外の言葉を話す人には会ったことがなかったのですが、2016年に初めてあって、驚きでいっぱいでした。

ジンバブウェと言えば、思い浮かぶのは昨年93歳で失脚したムガベ大統領と、100億ドル札などが発行された後、それが一気に10ドルの価値しかなくなったというデノミ(denomination) を思い出す方も多いと思います。このデノミ政策が失敗に終わった後には、中国の元を国の通貨にする、と言い出したこともありました。私も、「この大統領がさっさと引退したら、もっと暮らしやすいいい国だったろうに…」と早く大統領が交代することを願ってましたが、昨年やっと交代しました。そして、最近、白人の大農場経営を再び許可するということを、新しい大統領が話したというニュースがありました。以前は、ジンバブウェは白人経営の農場によって、農業が盛んでどちらかというと豊かな国でした。しかし、ムガベ大統領が白人経営者を追い出してしまったため、農場経営がうまくいかなくなったのでした。白人に限らず、他の人種にも大農場の経営を許すとなったら、経済状況も変わるかもしれません。以前はムガベ大統領が独り占めしていた、豊富な鉱物資源の開発ももっと自由に行われるようになるでしょう。そうなることを祈ります。

 

これ以外に私が出会った不思議な言語としては、アメリカンインディアン(ネイティブアメリカン)の部族の言葉があります。第二次大戦中、ナバホ族出身の軍人で暗号部隊を組織し、部族の言葉を暗号として使ったら、誰も解読できた人がいなかった、という話しを聞きました。実際に音を聞いてみましたが、やはりこのような変わった音が使用され、不思議な感じの言葉でした。

 

考えてみれば、首都圏に住む人にとっては、東北弁も不思議な言葉なのかもしれませんね。ほんとに世界にはまだ不思議なことがたくさんあります。英語を通じて、このような不思議なことに今後も出会って行きたいものです。