Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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弱点を強みに変える-Never Give Up!-

英検1級というと、なかなか取れない資格の1つです。ガイドの国家資格もそうです。でも、それが生かし切れているかどうかというと、イマイチそういえないところがあります。昨日妹の事を書きましたが、妹は英検は準1級までしかとっていません。TOEICは800点前半です。それでも、私などよりかなりお金を稼いでいます。

 

これから、英語を身につけたい人にアドバイスをするような仕事をやってみたいと思っているので、参考のためにそういう方々の情報を検索してみました。すると、こういう人は活躍しているのかもしれない、と思われる人たちの情報が出てきました。

 

読んでみると、小さい頃から英語教室に通い、大学は外国語教育で定評があるところの外国語学部、それから海外とかかわりのある仕事をして、海外の大学にも留学。その留学先でご主人を見つけ(日本人か外国人がはっきりわかりません)、ご主人と一緒にアメリカに数年滞在。日本に帰国してから再度数年滞在してその間自分は大学院へ行き、帰国してこの仕事をはじめた。英検1級TOEIC満点。・・・そんな感じのバックグラウンドの情報が出てきました。

 

また、通訳業界でも、私のように高校留学したという人もいますが、多いのは帰国子女かつ英語学科または英文・国際学科など英語付けになる学科で勉強、または海外の大学に留学、という人も結構多いです。もちろん、まったく海外経験がない、という人もいます海外の大学で勉強して、国際結婚、という人も多いです。

 

そういう人の経歴などを見ていると、通訳学校には私も行きましたが、やっぱり海外経験が1年足らずでは足りないんだろうか?こういう人でないと、語学の仕事はできないいだろうか?と思えてしまって、時々大きく落ち込んでしまいます

 

でも、昨日落ち込んだ後に、またこのように思いました。こういう人たちができるのは当たり前。かえってこんな経歴で英検1級、TOEIC900点取れない方が恥ずかしいし、何を勉強してきたの?ということになってしまいます。また、苦労して勉強したわけでもない、そういう環境にいて当たり前に自然に語学を身に着けた人には、日本で英語を勉強しようとしている人に、いいアドバイスは難しいかもしれない、とも思います。

 

私は、中・高の英語の成績はいい方でした。高校では学年トップ争いをしていました。学習塾や子供英語教室には行ったことがありませんでした。叔父が企業の駐在員としてアメリカに派遣されていて、いとこが帰国子女だったので、英語に強い関心があったのです。それで、高校の時には留学することもできました。しかし、長期海外滞在経験はそれだけです。また、いわゆる英会話学校にも今までいったことはないし、学校も英文科ではなく、日本文学科でした。通訳学校に入学するまで、上智大学のコミュニティーカレッジ(英語の学校ではなく、週1回の英語講座です)に1年半行った以外は、独学でした。通訳学校には東京にいるころは何度か通いましたが、それほど多く通ったわけではありません。授業料が高いので、1年半くらいでお金が続かなくなってしまうのです。また、故郷に帰って来てから2年前までは、単発講座にしか出たことがありません。昨年度やっと念願かなって約3か月の通訳講座に出席することができました。

 

でも、英検1級取れたし、ガイドの試験も学校に通わず独学で合格できました。英訳の仕事もしているし(できる限りネイティブチェックお願いしていますが)、通訳の仕事もしています。発音についても、シャドーイングを自分でかなりやってきたので、一般の人から「帰国子女ですか?」と聞かれるくらいの音は出せるようになりました。英語環境的にはそれほど恵まれているといえない中で、これほどできたことは、誇りに思ってもいいかもしれないし、逆に、そういう風にして語学を身につけてきたからこそ、できるアドバイスもあるのでは?と思いました。

 

また、これも、シングル・マザーでなかったら、ここまでの英語の資格を身に着けようと思わなかったかもしれません。もっと楽に暮らしていたのではないかと思います。

 

物は考えようです。自分は何もできないのでは?と思って落ち込んだら、これまで一生けん命やってきたこと・達成したことを思い出してみましょう。何か1つくらいはあるはずです。条件が悪かったら、その中では頑張ってきたじゃないかと考えるようにしましょう。マラソン選手が以前言っていたように時々「自分で自分をほめて」あげるようにして、今後の活力にしていけるようにしたいと思います。悩んだり、落ち込んだりするヒマがあったら、とりあえずできることをやるようにしたいものですね。