Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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真面目だけど、イマイチ英語の実力が伸びない人に共通する4つの点

故郷に帰って来てから、子供向け英語教室の講師を4年、その後、フリーの通訳・翻訳者になってからは、自分のスケジュールに合わせて仕事ができる、オンラインの英語講師を4-5年やっていました。その時、気がついた、「真面目に勉強しているのに、イマイチ伸びない人」の共通点を4つ書きたいと思います。

 

1.真面目に休まずレッスンに出てくる。でも、それだけ。

英検やTOEICの級や点数がまだ低いうちは、それでも真面目にやっていれば伸びることもあるのですが、高い実力をつけたい場合、ただ英語のレッスンを取ったり、英会話学校に出るだけでは、伸びないと思います。英検だと2級以上、TOEIC600点以上を目指す場合には、家でもかなり勉強しないと実力を急激に伸ばすことは難しいでしょう。真面目なので伸びるとは思いますが、ゆっくりスローペース、という風になってしまいます。

 

2.おぼえ込みが足りない。

これが、伸び悩みの最大の原因になっていることが多いと思いました。家でやっていても、ただ読んでるだけ、聞いているだけになってしまい、覚えるところまで到達していないのです。単語・役立ちそうな言い回しなどを書き出す、録音する、エクセルに打ち込んで持ち歩く、などして覚えることを忘れないようにしましょう。また、読んで覚える場合には、英語も日本語訳も全部覚えるつもりでやりましょう。

 

3. 練習が足りない。

時間がある人ばかりとは限らないので、これを全員に要求するのはかわいそうかな?と思ったこともありますが、その時だけではなく、自分でも練習するようにしないと、力は伸びません。でも、仕事が忙しかったり、つい怠けたりということで、練習時間の確保が難しくなってしまうことがあります。これは私も、なんとか練習時間を生徒さんに確保してもらうことはできないかな?と思って、練習だけしてもらう日も作ろうか?と思ったこともありました。英語力をつけるには、なんとかして時間を確保することが必要です。

 

4. 英語力で何か極端に弱い分野がある。

聞く・話す・書く・読むのうち、何か1つか2つ、極端に弱いところがあると、伸び悩む場合があります。TOEICだと、リスニングが得意な人は読むのはあまり好きではなく、リーディングが好きな人は、リスニングが苦手な傾向があるようです。また、話好きな人は人の話をあまり聞かず、よく話を聞く人は、自分から話すのが苦手、という風に、日本語でもなりがちです。苦手分野を強制的に勉強してなんとか克服するようにするか、逆に得意な方をもっと得意にしてカバーする、という2つのやり方があると思います。得意を伸ばしているうちに、苦手な分野も伸びてくる、ということもありますが、どこかで苦手なこともやらなくてはならない日が来るので、苦手な分野も少しやっておいた方がいいと思います。

 

実は、これは生徒さんだけではなく、私にも言えることなのです。実力が伸び悩んでいる時は、だいたいこのような状況に陥ってしまっていることが多いと自分でも思います。特に、2つ目の覚え込みについては、勉強が間に合わなくてそこまで行けないこともあったりするので、私もしっかりやらなくては、と思っているところです。生徒さんの場合は、まだ実力がそれほど高くないので、それこそ顕著に出ます。2級くらいのレベルの人が、単語や熟語を覚える努力をすると、一気に大きく伸びることが多いので、ぜひ頑張って覚え込むようにしてみてください。