Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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英検準2級二次試験攻略法-不合格者がやや増える。必ず事前に練習を-

英検準2級になると、ネットで検索して調べてみると、1次試験の合格率が35%前後と、がっくり下がるようです。二次試験に関しては、8割前後のようですが、それでも、あ3級の二次と異なり、明らかに実力不足、または準備不足で落ちる人が増え、合格してもぎりぎりだった、という方も多くなってきます。また、準2級になると、受験者がほぼ中学生だった3級とは異なり、英語を勉強しなおそうと思っている社会人、シニア、2級を受験する前に力試ししたい高・大学生などの姿もチラホラ見かけられます。これらの方々全てに共通なのが、対策をしてきた人とそうでない人では大きな差がある、ということです。必ず事前に準備をしていくようにしましょう。

以下、準2級2次受験のポイントです。

 

「読み」ははっきり大きな声で

一番最初の英文を読むところは、「はっきり、大きな声」で読むようにしましょう。3級よりも年齢層が上がるせいか、この部分の読みで「はっきり、聞こえるような声で」読まない人が多くなってくる印象があります。プレゼンなどもそうですが、緊張すると普段より読みが早くなってしまう傾向があるので、「普段よりややゆっくりめに、面接官に聞こえるような声で」読むようにしましょう。それには、普段から教科書やテキストを音読する癖をつけておくことも大事です。

・文章に関する質問の答え方に注意

3級とも共通するのですが、Why~?で始まる質問には、普段からBecause~で答えるようにしましょう。あと、例えば文中の答えの分部がPeopleで始まるとしたら、その部分を代名詞に変えることも重要です。Peopleのままではなく、Theyなどに変えるようにしましょう。また、だいたいこのような問題では、回答がある文章は、一番最初と最後の文章以外にあることがほとんどです。答えを探す場合には、「真ん中」を見るようにしましょう。

・Aの絵を見て何をしているか言う問題が一番の関門

準2級の受験者が、一番点数を取りにくいのが、Aの絵の中にいる人々が何をしているのか答える問題だと思います。ここでは、ほぼ毎回、5人の人物が登場し、各自何をしているのかを、現在進行形で答えます。ここが大きなポイントです。答えの文章は必ず、

A man/woman/boy/girl/baby is ~ing (後に何か続く場合もある)

にすることです。準備が不十分な人の場合、進行形で答えていない受験者もいて、ここで大きく点を落としてしまい、不合格につながる人が多くなっているようです。あと、絵の中の人物がしていることを英語で何といっていいのかわからない場合があるようです。だいたい、1つか2つくらい答えにくい動作が出題されていて、そこで引っかかってしまい、緊張して他の部部もダメになってしまう受験生もいます。よく出題されるもので、答えられないものには、以下のような動作があります。

*試験の時には動詞にing を付けるのを忘れないようにしましょう。

カートを押す、引く=pull, push a cart 

花・木を植える=plant a flower(flowers)

自販機などに飲み物などを補充する=put drinks in a vending machine

車、バスなどに乗る、降りる=get in (on) a bus, get out of (off from)  a bus

カートを押す、引く、は毎年と言っていいほどよく出題されています。また、put で始まる熟語や言い回しを覚えておくと役に立ちます。例えば、put on, put off (服を着る、脱ぐ)put ... on a bable (~をテーブルの上に置く), put the coin in a vending machine などです。あと、表現を難しく考えすぎないことも重要です。例えば、お掃除していたり、何かを拭いていたりする人が絵の中にいたら、sweepやwipe などを使うよりも、clean と言ってしまった方が簡単です。

・Bの絵の答えでは、必ず2要素入れる

Bの絵を英語で表現する場合に、1つの要素しか答えない方々が結構います。Bの絵は「こういうことをしたため、このような結果になった。」と、原因と結果を英語で表す問題になっています。必ず、2つの要素を答えるように気を付けましょう。

・自分の事を答える質問は、必ずYes,Noを答え、必ず何か答える。

最後の質問2つについては、自分のことなので割とリラックスして答えることができると思いますが、何を答えてよいのかわからなかったり、Yes, Noを答える段階で迷ってしまう人もいるようです。とりあえず、なんでもいいので、必ずYes,Noで答えてしまうようにしましょう。そして、Yes, Noで答えた後、理由の説明を求められますが、この際の答えは、必ず2つの文章で答えるようにしましょう。文章1つでは減点になってしまいます。be interested in, is interesting, better than, it is more ~ing (~able), 当の文章を使えるようにしておくと役立つと思います。表現に役立ちそうな文章をいつくかストックし、ぱっと口から出るよう練習しておきましょう。

 

それと、各級共通になりますが、「聞き返しは自然な形で1度のみ」が許される範囲です。何度も I beg your pardon? Can you say it again? と聞き返したり、大きく間が開いた後で聞きなおしたりすると、減点されるので気を付けましょう。

準2級の受験生のみなさん、頑張ってください。