Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

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藤井四段の集中力の源泉は?

昨日、高校の同窓生と飲み会をしましたが、久しぶりだったこともあり、とても楽しい時間を過ごすことができました。集まったメンバーのうち1名が高校附属の幼稚園の園長をしていて、「高校の方は志望者が減ってしまって困っているけど、幼稚園は今年志願者が増えた」と話していました。それが、どうやら藤井四段が通った幼稚園が、モンテッソーリ教育を行ってたところだったので、市内で唯一この教育法をメインに子供の教育をしているうちの幼稚園が、少子化にもかかわらず志願者を増やしたのでは?ということでした。

モンテッソーリ教育とは、イタリアの女医のマリア・モンテッソーリという方が考案した教育法で、一言でいうと、子供の自主性・自発性を重んじる教育と言えます。藤井四段の集中力の源は、幼稚園の時に受けたこの教育では?という話がテレビなどで出たため、最近注目を浴びているようです。私もそれほど詳しいわけではないので、詳細については、下記のリンクをご覧ください。

モンテッソーリ教育について | 公益財団法人 日本モンテッソーリ教育綜合研究所

それほど詳しく知っているわけではないのですが、高校三年時に幼稚園に見学に行く機会がありました。

私の卒業した高校は、県内唯一の幼稚園から高校までの一貫教育を行っているところで、幼稚園のみ男女共学、それ以降は女子校です。東京や仙台にも姉妹校があり、東京の幼稚園でもモンテッソーリ教育を取り入れているようです。カトリックの高校なので、宗教の時間があったのですが、高校三年時に宗教の時間を使って、幼稚園に見学に行ったのです。

部屋には、編み物・お絵かき・料理など色々な活動ができる場所があり、その活動は「おしごと」と呼ばれているようです。朝幼稚園に来ると、自分がやりたいと思ったおしごとの場所に行って、その活動を行うということをしていました。男の子も女の子も関係なく、編み物やお料理などをしていて、男の子がお茶を入れて「お茶どうぞ」と出してくれました。また、男の子が作ったクッキーもごちそうになりました。一心不乱に編み物をしている女の子が印象に残っています。ちょっと記事を読んてみたところ、年齢別の編成にはなっておらず、年令が3つ違った子供たちが、一緒に同じ活動をすると書いてありました。

今思い出してみると、確かに、自分が選んだ活動を一所懸命集中して行うとか、年が上でも気にせず同じことをする、などという点が、将棋をやっていく上でも生きているのかもしれない、と思わされました。

残念ながら、女子高の不人気と、私立C高校の台頭のため、私の卒業した高校の方は志願者が減っているそうです。英語に力を入れていて教育内容自体はとてもいいと思うし、100年以上の歴史がある女子校なので、なんとか盛り返して欲しいと思います。