子供が通ってる塾主催の、教育講演会の内容と感想
はじめまして。東北を拠点に活動する、英日通訳者・翻訳者・通訳ガイド・英語講師のJunです。( 詳しいプロフィールについては、プロフィール欄をご覧ください。)
昨日は子供の塾の講演会に行ってきました。灘高からハーバード大学に行った学生さんの体験談の講演会でした。大学では再生可能エネルギーの勉強をされているそうです。「留学フェローシップ」という団体で、留学希望の高校生のための支援活動もされているということでした。
お話しの中で印象に残ったことを箇条書きで紹介したいと思います。
・自主性を重んじる家庭で育った。灘校の受験も自分で決めた。
・学力の基礎になっていると思われるのは母親の読み聞かせ。なんと一日50冊!
・ハーバードの学部の日本人は自分を入れて2名だけ。大学院には企業や官公庁などからの派遣もあるため、結構日本人は多い。
・小さい頃は消極的。あるチャンスを逃した時に、母親に「チャンスの神様には前髪しかない」と言われたことがきっかけで、徐々に積極的になった。
・今は世界中の再生可能エネルギーの様々な現場を見学している。そのため休学中。
・アメリカの大学は学費がとても高い。1年滞在費も合わせると800万円くらいかかるが、奨学金制度が充実しているので、自分も利用している。おかげで、日本の国立大よりも若干安いくらいの学費になっている。
・休学の際には学費を払わなくてもよいところが多い。何年休学してもいい。
・灘は先輩後輩のつながりがかなり古い先輩まであるので、上の人からアドバイスをもらえる。
・ハーバード受験は先輩から勧められたが、決める前に一度見学に行った。
・TOEICで満点近くとれる英語力が必要。TOEFL120点満点中100点以上ないと合格は難しい。
・子供の頃の習い事はくもん、水泳(3年くらい)、サッカー(幼稚園)。受験前は5年生から塾に通った。
・ハーバードの外国人学生は1300人中400名くらいとかなり多いが、東大は2-3%。
・読みと文法は得意だったが、英語の会話は苦手だった。自分でプレゼンなどで話すのはいいが質疑応答はいまでも難しいと思う。
など…その他にも色々興味深いお話が聞けました。地元ベースの塾に通っていますが、このような無料の演会が頻繁にあったり、テスト対策を安い料金で行ってくれるところが、この塾のいいところかな?と思います。私も高校留学は自分で決めて行ってきました。若者には、どんどん世界に出ていろんなことを勉強してきて欲しいなと思います。