Junの英語学習ブログー英語通訳・翻訳・ガイド・講師ー

日々の仕事や自分の英語学習について、英語学習経験に基づく英語力向上・資格取得お役立ち情報

短い時間の積み重ねを活用する

オンラインの通訳講座を受講しています。講師のグリーン先生のお話の中で、印象に残ったことが、「10分~15分の短い時間をうまく活用する」ということでした。日々子供の世話や、仕事などで忙しい生活を送っていると、なかなかまとまった勉強時間がとれません。そういう場合、空き時間の10分を使って、その時間でできることをする、例えば、用語をいくつか覚える、英語の新聞記事を音読するなど、をしてみる。その短い時間の積み重ねが、成果を上げる方向につながっていくのです。

 

連続した1時間を見つけるのは難しくても、細切れの10分なら、日々の生活の中で見つけることができると思います。そういう時間を活用するようにしたいと思いました。

 

また、これに関連して思い出したのが、ガイド団体で新人研修を受けた時に、2分間くらいのスピーチを作ってストックしておくとよい、という話しでした。あるトピック、例えば、「茶道」について2分間で話せるようにしておき、それを積み重ねていくと、バスの中で長時間話をしなくてはならない時などに役立つ、ということでした。また、ちょっと間が持たなくなったときなどにも使えます。

 

最近、バスの中で長く話をしなくてはならないガイドの仕事が続き、上の話の有効性にあらためて気づかされました。まだそれほど多くのスピーチ・ストックがあるわけではありませんが、これから増やしていこうと思っています。

 

 

岩手県・近県の方で通訳準備講座に興味がある方は、(株)セルクまでご連絡ください。仏・中・韓国語の講座もあります。

 

・オンライン英会話の講師をしています→ワールドトーク

こちらは、主に英語初心者から中級くらいまでの方を対象としていますが、上級者でもOKです。

 

*英語学習相談

*料金は7月からも3,000円ですが、45分を最低時間とさせていただきます。その後の15分間、合計1時間までは追加料金なしの3,000円で対応いたします。

詳細はこちら をご覧ください。

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奥入瀬研修と青森下見

28日十和田国際交流協会主催の通訳者向け奥入瀬研修、29日は次回の青森ガイドのための下見をしました。

 

28日は、奥入瀬でネイチャーガイドの通訳が出来る通訳者を養成するための、研修会に参加しました。

 

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八甲田山。暑すぎず、寒すぎず、ちょうどいい気候でした。

 

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グダリ沼というところ。奥入瀬の源流。

 

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田沢湖カルデラ湖です。

 

29日の下見は、下見の予定には入ってなかったのですが、八甲田雪中行資料館に行きました。映画の八甲田山を何回か見たので、個人的な興味がありました。

 

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入口部分。裏には亡くなった兵隊さんたち一人一人の慰霊用の墓石があります(石のみ)。

 

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慰霊堂。前にいる動物はキツネや狛犬ではなく、雪に中で捜索に活躍したアイヌ犬だそうで、実際の犬がモデルだそうです。左側の犬は名前を忘れましたが、右の犬はハッコウという名前だったそうです。

 

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上の慰霊堂の中。兵隊さん全員の人形を作成して飾ってあるそうです。

 

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湿地にある蓮華の沼。

 

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城ヶ倉大橋。一番高い部分で122m。その割に手すりが低く、ちょっと危ない感じがしました。

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有名なあおもり犬。前の花壇が、餌入れにみえる。

 

案内して下さった、青森通訳ガイドの会の方に感謝!歩き回って疲れましたが、有意義な2日間でした。

 

 

 

 

 

 

 

「太陽を作った少年」テイラー・ウィルソンのTEDプレゼン

最近、書店で「太陽を作った少年」という本を見かけました。これを見て、「ああ、あのTEDトークの子だ!」と懐かしくなって、再度TEDトークを見てみました。最近復帰したオンライン英会話の教材として、以前よくこのスピーチを使っていたのでした。テイラー・ウィルソンという、14歳で核融合炉を裏庭のガレージで作った子です。その子のことを書いた本の翻訳書が出ていて、話題になっていました。

 

これをきっかけに、今セルクで講師をしている通訳準備講座で、教材として使ってみることにしました。言葉がちょっと難しいので、あらかじめ用語解説を配布しました。TEDのトークはこちらです。


Yup, I built a nuclear fusion reactor | Taylor Wilson

 

17歳の頃のスピーチです。早口ですが、比較的言葉ははっきりしていると思います。原子力関連の言葉や、今岩手県で誘致しようとしているILCの本部、CERNも少しですが登場するので、岩手にも関連性がある、とやや無理な感じはありますが、そう言えます。リスニングとかディクテーションにも使えると思います。

 

今では、英語のスクリプトも入手できるし、おそらく日本語訳もあるのでは?と思います。生徒さんに渡した語彙集の用語は以下の通りです。

nuclear physicist 原子物理学者
nuclear fusion 核融合
make the case that
T. Boone Pickens アメリカの投資家。BPキャピタル・マネジメント創業者
 小糸製作所の株式買い占めで有名。
break even 収支が合う*break even point 損益分岐点
deuterium 重水素
hydrogen 水素
neutron 中性子
proton chain (reaction) 陽子連鎖反応
slam 激しくたたきつける
byproduct 副産物
utlize 利用する
detector 検知器
sensitivity 感度
isotopes アイソトープ同位体
yellowcake イエローケーキ、ウラン鉱粗製物
CERN セルン=European Laboratory for Particle Physics 欧州原子核共同研究機構
preeminent 卓越した、傑出した

 

2クラスあるうちの1つの方しかここまで進んでいませんが、生徒さんのうちの一人は、理科系の翻訳者さんなので、単語などはよく理解できていたようでした。TEDの3-5分くらいの短いものは、これ以外でも色々練習素材として使えるものがあるので、探してみてください。私も機会があったら、また紹介します。

 

アメリカに行って驚いたのが、生徒の学力の差が激しいことです。高校生で、日本の小学生みたいな計算を計算機使ってやってる子もいるかと思えば、飛び級して14歳で数学の上から2つ目に難しいクラスで常にパーフェクト、という子もいました。生徒の自主性が日本よりも重んじられているのと、能力や個性を伸ばす教育をするということについては、アメリカの高校の方が当時でも上をいっていました。日本でもこういう子が育つ教育をしてほしいと思います。

 

以下は「太陽を作った少年」の翻訳者さんのあとがきへのリンクです。

https://www.hayakawabooks.com/n/n679fb6f9ce6a

ちなみに英語のタイトルは、"The Boy Who Played With Fusion" というようです。直訳だと、「核融合で遊んだ少年」と、ちょっと危険な感じもするタイトルになってしまうので、日本語のタイトルはナイスだと思いました。

 

岩手県・近県の方で通訳準備講座に興味がある方は、(株)セルクまでご連絡ください。仏・中・韓国語の講座もやってます。

 

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便利で安い!東北から関東方面へ行く夜行高速バス4社

ここ2年ほど、通訳学校に通学する機会が年一度3ヵ月くらいくらいありました。それ以前にも、単発の講座などに参加したり、子供を連れて妹のうちや観光地に行ったりと、東京に行く機会がありました。時々行く程度なら新幹線を使ってもいいのですが、通訳講座のように1週間に一回を3ヵ月近くとなると、毎回新幹線を使うと交通費がかさんで大変なことになってしまいます。それで、東京行きの夜行の高速バスを頻繁に使っていました。昨日おとといもバスを利用して東京にいきました。

 

東北から東京方面に行く、夜行の高速バスは主にこの4社です。

1. ウィラー・エクスプレス

2. オリオン・バス

3. ジャムジャムライナー

4.JRバス

宮城県とか福島・山形県などは、もう少し多くの会社が入っているかもしれませんが、北東北(青森・岩手・秋田)だと、このくらいだと思います。どのバスも何度か乗ったことがあるので、特徴やおすすめ・イマイチポイント、などを書いてみたいと思います。

 

1. ウィラー・エクスプレス

バスの車体がかわいい。また内部もかわいい。このバスのいい点は、なんといっても座席キャノピーというベビーカーのフードみたいなものがついていて、座席が4列で隣に知らない人が座っても、プライバシー感が保てるし、眠りやすい座席も体にフィットして、座り心地がよく快適。いつも夜行バスに乗ると、ほとんど眠れずうとうとする程度になってしまうが、このバスだけは隣に人がいるにも関わらず、よく眠れることが多い。首枕などがなくても首も疲れない。欠点?は、他のバスに比べるとやや高い。新幹線と料金があまり変わらなかったりする。それでも少しは安いので、いつも新幹線だけど、たまに経験してみたいという人にはお勧め。あと、しっかり眠って行きたい人にもおすすめ。あと、バスの内部にトイレはなかったと思う。結構しょっちゅう(2-3時間置きくらい?)止まっていたような気がする。高いけど眠りやすいので人気があるためか、若干予約取りにくいかも。

 

2.オリオン・バス

以前は一番よく使っていたバス。とにかく安い。たまに盛岡―東京2500円とか、激安の料金設定のこともある。座席は安いものは4列。ちょっと奮発すれば、3列のものもあったと思う。でもやはり最大の特徴である安い所を生かした使い方をするべき。頻繁に関東方面に行く方、節約したい方には一番お勧め。ブランケットはしっかりしていた気がする。欠点は、座席が普通の観光バスの座席に近いため、やや狭くぐっすり眠れるような座席とは言えないこと。やはりトイレなしで、しょっちゅう止まり、電気が明るめなので、止まるたびに起きてしまう。あと、めったにないが、隣の人がうるさいと最悪。一度だけ、携帯で音出してチャットして、音楽聞いている女の子が隣だったことがあって、思わず静かにしてくれと注意した。首の枕は必需品。若者や神経が繊細でない人、とにかく節約という人には最適

 

3.ジャムジャムライナー

最近よく乗っているバスだが、少し前まで存在を知らなかった。値段的にはウィラーとオリオンの中間くらい。3列カーテンの仕切りがあり、プライバシーが保てる。バスの中にはトイレ付で、途中2か所しか止まらない。水のサーバーあり。バスのwifiが使える。スリッパとアイマスクが割と立派。各座席にコンセント付き。運転手さんの対応がいい。…とこのような点が気に入って、最近よく使っている。なんとなく内部が古い気がするので、もしかするとJRバスの古くなったものを使っている?という気がすることがあるが、あまり気にしてない。欠点は、ブランケットがややちゃちい時がある。席はまあまあだけど、ウィラーほどは眠れないし、やはり首枕必要。あと、東京ー盛岡の出発時間が22:40、到着時間が6時前と早いので、早寝早起きの人に向くのでは?盛岡ー東京は7時着と時間的にちょうどいい。中高年でも安心して乗れるバス。あまり若くないけど、夜行バスを使いたいという時にはお勧め。

 

4.JRバス

料金がだいたい新幹線の半分くらい。シーズンによってはもう少し高め、片道9000円くらいのこともある。料金的にウィラーと同じくらい。座席3列でトイレ、水やお湯のサーバーがついている。以前格安高速バスの存在をしたなかった頃は、割と乗っていた。座席は3列とジャムジャムと同じだが、こちらの方が立派な感じがする。やはり途中2か所くらいしか止まらないので、止まったために目が覚めるということは少ない。設備などもよかった気がする。欠点は、値段がオリオンやジャムジャムと比べると高い、シートは割と立派なことが多い(バスの種類によって違うかも)が、それほどよく眠れないこと。首枕持って行った方がよい。中高年はトイレ付きで水も飲めるので安心かも。

 

上記はあくまで私の感想です。もしかすると、違う意見の方もいるかもしれませんが、特徴としてはこんな感じかと思います。あと、各社の中で最安値のバスを対象にしています。JRバスは一種類しかありません(ジャムジャムも?)。東北から関東へ出るには交通費という障害がありましたが、高速バスのおかげでハードルが低くなりました。それぞれ一長一短あると思うので、自分の目的に合ったバスを選んで、賢く使いたいですね。

 

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昨日から今日、英語と教育関係の講座に出席したり講師をしたり。

昨日・今日と、英語や教育関係の講座や会議に出席したり、講師をしたりして過ごしました。次のような会議・講座に参加しました。

 

・岩手ひらいずみ通訳・ガイドの会の理事会

岩手県国際交流会主催の災害時外国人支援講座

・子供の塾の進学説明会

・通訳準備講座(昼の部)

 

・岩手ひらいずみ通訳・ガイドの会の理事会は、水沢の神社(会長の親族)で開催。中学の同級生の韓国語通訳案内士の方の車で、水沢まで送っていただき、帰りも載せて行っていただけた。交通費の節約になって助かった。この会に参加して、今年で11年目です。なんか、みんなやっぱり老けたなーと思った。中国語・韓国語は比較的若い人が多いのですが、英語には若手がほとんどいません。これは、どうしてだろう?私も不思議。存在を知られていないか、こちらの宣伝不足、または英語に興味がある若者は岩手には残らない、ということかも。

 

・この講座には、途中から参加しましたが、現役の救急救命士の方々が来て、AEDの使い方などをレクチャーして下さいました。その後、実際の現場を想定したロープレ・通訳演習を行いました(私はここから参加)。医療の言葉で、貧血=anemia が思い出せなかった。その他、しびれ=numbness, 慢性病=chronic disease, 吐き気=nausia, 盲腸=apendicitisなども登場した。だいたい思い出せた。一人結構上手な人がいる、と思ったら、地域限定通訳案内士資格を持つ、うちの会の元会員だった人だった。久しぶりの再開だった。

 

・塾の進学説明会。岩手県の高校入試の特徴、大学入試改革に合わせて変わる高校入試、大学入試改革、特に英語について、夏休みにやるべきこと等を講師の先生から講義していただいた。子供と一緒に参加。参加者が多くなりすぎて急きょ部屋が追加になるほどの盛況だった。印象に残ったこと:英語は民間移行の方向に進んでいるので、四技能全てを伸ばすことが大事、中学校の教科書は暗唱できるようにする等。

 

・午後は地元の通訳・翻訳会社で講師の仕事。午前中から準備。昨日の疲れからなかなか進まなかったが、何とか間に合った。新規の見学の方が来たが、知り合いだったとわかりびっくり。岩手では、このレベルの語学力がある方々はあまりいないので、どこかで接点があったりすることが多い。単語テスト、シャドーイング、サイトラ、数字の転嫁練習、英日通訳(逐次)演習などを行った。夜もオンライン英会話の講師の仕事をした。今日の生徒さんには発音の指導を行った。

 

日曜から月曜は結構忙しくて慌ただしかったですが、その中でも、久しぶりに子供と一緒に、気に入ってるイタリアン・レストランでパスタを食べられたのがよかったです。

 

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専門用語へのリンクが多く掲載されているサイト

自分で一番やりたいのは通訳なのですが、キャリアが長いのは実は翻訳です。最近は、講師と翻訳の仕事が多く、通訳とガイドはその合間にやっている感じになっています。徐々に通訳とガイドの比率も上げて行きたいと思っていますが、今後どうなるのかはちょっとわかりません。

 

翻訳の仕事をしていると、多くの専門用語が出てきます。専門用語を探す時に役に立つサイトが、こちらです。

http://www.kotoba.ne.jp/

「翻訳のためのインターネットリソース」というサイトですが、翻訳の仕事を在宅で始めた当初はよく使っていました。最近、あまり見ていませんでしたが、どうしてもわからない言葉などがある時には、「そういえば、あのサイトを見ればわかるかも。」と思い、見ることもあります。分野別の用語集や辞書へのリンクが特に役に立つと思います。

 

最近あまり使わなくなったのは、Googleなどの検索サイトで、直接検索して調べることが多くなったからだと思います。でも、専門的な用語を見たい時にはこちらを見ないとなかなかヒットしないこともあります。また、ここに掲載されていた辞書サイトで、よく使うようになったものも多いです。

 

翻訳で多く経験した分野は、契約書などの法律分野、IT関係、ビジネスレター(メール)、観光、技術関係文書、ビジネス関係の文書、素材翻訳(取材テープなどの音声からの翻訳)などです。上のサイトやインターネット検索が特に役にたったのは、法律分野だったと思います。あと契約書は、「英文翻訳書の書き方」みたいな本を何冊か持っていて、それらの本もかなり参考にしていました。今年は、観光分野の日英翻訳がいまのところ多いです。

 

便利なサイトをうまく利用して、いい訳文を作るようにしたいですね。

 

 

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*料金は7月からも3000円ですが、45分を最低時間とさせていただきます。その後15分間、1時間までは追加料金なしの無料です。

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先週の通訳準備講座でやってよかったと思えたこと

先週、通訳準備講座の講師の仕事をしました。通訳者・翻訳者の登録をしている、株式会社セルクで開催している講座です。ガイドの翌日だったので疲れていたのですが、今回この講座を開催して本当によかったと思いました。

 

岩手県では、語学の仕事をしている者は本当に少なく、特に通訳ができるレベルとなると、10人いるかいないかだと思います。通訳ガイドは平泉の世界遺産登録を見越して、県の方で養成講座を行って増やす努力をしたこともあり、私が帰って来た当初の有資格者5人よりはかなり増えました(それでも20~30くらいではなないかと思いますし、実際に稼働している人数はもっと少ないと思います)。翻訳をやっている人もあまり多くはありませんが、まあまあいるようです。ですが、やっぱり首都圏と比べると少なく、仕事も大きな都市と比べると、かなり少ない状況です。

 

このような状況もあって、語学をある程度のレベルまで勉強しようという意欲がある人も少ない状況です。この講座では、語学を仕事にするにはあと一歩の人、TOIECや英検で言うと、準1級から700~800点くらいの人たちを対象にしています。このレベルの人たちだと、これもまた首都圏に比べるとかなり少ないですが、でも、1級レベルの人に比べると、割といます。でも、正直いうと、ここで止まってしまっている人が大半なのです。仕事が少ないということもあると思いますが、何より、語学を勉強している人の人数が少ないので、勉強する仲間を見つけることが困難なのです。

 

これは私もかえって来た当初本当にそう思ったし、実際同じ語学レベルの人たちを探して勉強する機会を持つのが困難な状況でした。セルクに登録して、当時のコーディネーターの方に、「勉強会やりませんか?」と声をかけていただけるまでは、一人でなんとかやってましたが、正直どうしたらいいかわかりませんでした。勉強会で、やっと数名常に参加するレベルの方々を見つけ、勉強を再開できるようになった時は、とっても嬉しかったです。3、4年くらいは継続したと思いますが、転勤とか仕事の都合でまたなくなってしまい今に至っています。今は、グリーン裕美先生のオンラインの講座、グリンズ・アカデミーに参加させていただいたり、2-3年前からは東京の方の短期や単発の講座に参加させていただいています。

 

それで、今回参加者の方から、同じような目標を持って英語を勉強している方に出会えて、勉強することが出来て本当にうれしいというお話があり、私も講座を開催してよかったなと思いました。ここで皆さんが実力をつけて、目標を達成していただければと思っています。仕事が少ないという話と矛盾がありますが、通訳など語学の仕事ができる人も極端に少ないので、通訳者は大勢必要な場合には足りなくなることがあります。仕事ができるレベルの人が増えて、東北や首都圏の方でも仕事ができるくらいになるように、私も自分の語学力や指導力を上げるよう、頑張りたいと思っています。

 

 

*講座に興味がある方は、セルクの上のリンクまでご連絡ください。英語以外の講座もやっています。今は、韓国語とフランス語、中国語を開講中です。また、オンライン英会話の講師もしています。こちらはどちらかと言うと初心者と中級ぐらいまでの方向けですが、上級者や資格試験受験予定の方なども歓迎いたします。ワールドトークというオンライン英会話になります。復帰したばかりですが、最近だいぶ慣れて以前のことを思い出してきました。現在はフリートークなどが中心ですが、近いうちに連続講座も提供したいと思っています。岩手県以外の方はワールドトークの方をよろしくお願いします。